ネタバレ・感想あり木枯し紋次郎のレビュー

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よくぞ巡り会えた
ネタバレ
2022年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中村敦夫の紋次郎をリアルタイムで見てました。マカロニウェスタンをそのまま時代劇に翻案した、何の目的で旅をしているのか明かされないがアウトローの行き方が当時の日本人に受けたんでしょう。好きだったので笹沢左保の原作も読みました。
無宿渡世人というだけでこころに響くものがあります。フーテンの寅とか。関わりのねえこって、といいながら弱者の為にいつも命をかけるカッコ良さ。
その動機は正義感などでなく、憐憫の情とか、優しさとか、過酷な渡世の対極にあるもので、其れが琴線に触れるのです。同時代に「子連れ狼」で作画を担当した小島剛夕が「木枯らし紋次郎」を描いていたことを私は迂闊にも知りませんでした。
この作品に出会えた僥倖に感謝いたします。
懐かしくて色あせない
2021年12月30日
読みホにて。懐かしいです。中村敦夫さんのクールな紋次郎と、いい声の主題歌のテレビを小さい頃に見ました。子供心に、紋次郎はなんて格好良くて、寂しい人なんだろうと思っていました。コミックは劇画調で、紋次郎もイケメンではないのですが、いかにも渡世人。境遇から誰も信じない一匹狼で、人のあたたかさや、悪いところもよくわかっていて、短編各々に切なくなる話が詰まっています。もっと描いてくださらないかなあ。
懐かしいです
ネタバレ
2021年11月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題にて。フォローさんのレビューで知り、読ませていただきました。原作を何冊か読んだことがありますが、説明文や台詞など原作に忠実に描かれていると思います。劇画調です。「赦免花は散った」「湯煙に月は砕けた」「女人講の闇を裂く」「川留めの水は濁った」の4話が収録されています。貧しい農家に生まれ、すぐに間引かれそうになったところを姉に助けられたという過去を持ち、薄幸の少年時代を経て渡世人になった紋次郎が主人公で「あっしには関わりのねえことで」と言いながら毎回ずっぽり関わってしまい、刀を振るうことになるという流れでコミックスではこういう突き放した感じはあまりありませんが、小説やドラマではもっとクールだったような。でもギリで見捨てられないみたいな。毎回どんでん返しがあり、世の中の汚さと清らかさが同時に発現するのを見せられるような、不思議な魅力がありました。こちらは4話のみなので機会があれば小説やドラマも見ていただきたいです。1972年放映なので私もリアルタイムで見てないのですが、よく再放送されていました。殺陣はケンカ殺法で荒々しくてめっちゃ強くてかっこいいダークヒーローです。登場する女が菩薩になったり、夜叉になったり、男の影響を受けて変わったりするのがむごいというかせつないというか、その他モロモロの裏切りや辛い展開を見せられて木枯しがヒュルリと心に吹いた後に主題歌の「だれかが風の中で」が流れてきて、もうこの歌がめっちゃいいんです!ズンと落ち込んだ気持ちをフワッと上昇させてくれるすごく前向きで疾走感のある歌。

ど~こかでー だ~れかがー きっと待っていてくれる~

中村敦夫さんがめちゃくちゃよかったなー。懐かしい~。あ、コミックスはストーリーはさすがに読ませる内容です。もうちょい紋次郎がイケメンだったらよかったななんて思ったりして。シリアスで渋くてかっこよかったです。
総322ページ。
原作の雰囲気が出てる
2025年10月11日
ドラマも傑作だがこの劇画もなかなかのものです、暗い感じがうまく出てます最後のページの紋次郎良いですね特に。市川崑色が無い分原作に近いと思いました。
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