有名な“うしおととら”ですが、自分は『ヒーローズカムバック』での書き下ろしが初見です。
ほぼ全キャラが魅力的で味があり、読み返したくなるヒーロー物の秀作と思います。
ポイント還元時に全話購入して思った下の理由を総合し、電子コミック評価は☀-1。紙媒体に適した作品と思います。
・最終話の次に、本編を補完する番外編も読むと、達成感、満足感が倍増した。しかし長い話だから、時間に余裕がないと読み進むのがキツかった。
・一度目の読了後すぐに再読すると、全エピソードが伏線になり得ると理解でき、同時に新たな疑問がわいて想像が膨らんだ。
但し青少年向け作品につき浅薄な表現も多々あり、即時の再読は飽きる話もあった。
・枯れ専ではないのに紫暮さんの枯れ具合とやさぐれ具合、そして戯れ具合に燃え且つ萌えて、己の嗜好変化に慄然とした。
・人間潮の鼻が礼子の回以降どう見ても動物のそれに見えて仕方なく、槍持ち潮の方が人間ぽく見える不思議さの落とし所が分からないまま悶々😔
・妖怪や人間、動物の殺戮描写は永井先生くらい。梅津先生や和田先生の作品、或いは“ゾンビ屋れい子”程度にもリアルにグロテスクでなく、物足りなさを感じた。
・コマから切れるためか、せっかくの擬音語が全て読めず残念だった。