1〜3巻190前後、4巻205ページ。
除霊もの。パワフルでコミカル、時に残酷でハートフル。そしてラブあり友情ありの学園ものでもあります。
コワモテで心優しく家庭科の才能ある主人公・一巳、かわいくて霊が苦手な早絵子とその中にいるサイコ、喋って霊を呑み込むクマのぬいぐるみチャッキー、イケメン霊の金田。どのキャラクターも活きが良く、面白かったです。
3巻までは、早絵子とサイコの謎をじわじわと絡めつつも、基本的に都度完結する連作形式。特に、1巻収録の第4話、一巳が小さな女の子の霊になつかれる話が、かわいくて悲しくて良かったです。
4巻をまるごと使っての「あの人」と対決する最終エピソードは、話のたたみ方もきれいだとは思うのですが、それまでの伏線とかがなんとなくしっくり来ず、あとね、「あの人」に同情しちゃって……個人的にちょっと引っかかっちゃって、納得感が足りずに星4つ止まりです。たぶん趣味の問題です。