ネタバレ・感想ありかなたこなたのレビュー

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独特な
ネタバレ
2025年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 独特な絵柄と間の取り方が、世界観にマッチしていて魅力的でした。
“おさかなさん”可愛い。

ちょっぴり切ない結末ですが…
勝手ながら、もしかしたら“神隠し”の裏側にはこんな事情もあるのかも…?
なんて想像してみると、“消えた誰か”はそこで幸せにしているのだと、残された者が少し救われる気持ちになるのではないかと思いました。
小さい箱の■■■とは!?
2024年2月7日
カナタとコナタの姉妹は昔から見えないものが見える体質。姉は思春期になり視えているのに見えないふりをし始め、妹は反発して立ち入り禁止の森へ入ってしまう、、、
見えない箱の中身は、ファンタジーホラーなのかゾクワクします。
中盤まではかなり良かった
ネタバレ
2025年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1〜7巻は170〜200ページ、8巻212ページ。
舞台は、小学生にGPS持たせたり授業でタブレット使ってたりという、ちょっぴり近未来な感じ。
そこに妖ものと主役姉妹の日常、中学生らしさのある友達関係・家族の関係などが合わさり、かなり好みでした。
……中盤までは。
そこまでは星4、その後星2で、総合星3。
「おさかなさん」の正体であるとか、「箱」が封印のためのものと別のものが混在していたりとか、辻褄が合わなくなってしまった印象です。そこに加えて「愛が勝つ」的なメッセージが突然入れ込まれたりしたのが、そういうの苦手なのでちょっと。
ってか、そんなメッセージ性を打ち出しておいて、結局妹は救えず(自分の意志ってことにはなってるけど)更には呪いの言葉をかける……いや、ひどすぎん?
結局のところ、遠い過去も、そしてこの物語でも、「生贄」を無くすことができなかったのだという暗澹たる気持ち。
妹はおりんの贖罪に利用され、力ずくで姉に助け出してももらえず、現実世界に留まることができなかった……現実に留まることだけが幸せではないと知ってはいても、この妹はまだ小学生、哀れが勝ちます。

この物語で一番救われたのは、きららちゃんだったと思います。
母親を失ってさみしさはもちろんあるでしょうが、「居ない方が良い親」というのは確かに存在するんだよね。
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作家名: よねまる
出版社: GANMA!
雑誌: GANMA!