大衆向けに作られた都合のいいBLは自分のなかでは飽和状態で、ちょっと飽き飽きしていたときにこの作品にであった。
こういう漫画を待っていた。
人間って本能はこうだよね。自分に都合のいい嘘もつくし、浮気もするし、衝動で動いて後悔することもあるし。だから迷う、葛藤する、さらに嘘も重ねる。全員が幸せになることなんて少ない。
幸福の可能性を求めてもがいている人間の性が本当にうまく描かれていて、萩尾望都の漫画にであったころの衝撃に似ていると感じた。
絵が上手いとは言えず、独特な会話の流れも時々読みにくさを感じた時もあったけど、そんなの苦にならないくらい内容に引きずり込まれる。
実は一回LINEマンガで課金をして全話読んだけど、白抜きや塗りつぶしが多すぎて、この作品の良さを本当に潰していると感じてシーモアで買い直すことにしました。濡れ場もこの漫画の大事な心的描写の一部なのに⋯