ネタバレ・感想あり性別Xのレビュー

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同じじゃないけど近い
2025年7月28日
私は、恋愛対象は男性だけど、性行為はできればしたくなくて、かわいい女の子が好きです。
ヒールも履くし、ロングヘアが好きだけど、化粧は薄いしネイルもどうでもいい。
かわいいぬいぐるみが好きだけど、ピンクとか花柄とかは嫌いで、私服はTシャツとジーパンばっかり。
男性に対しては女性っぽく話して、女性の友人の前では男性っぽい言葉遣いで話してしまいます。
目の大きな正統派の美少女が好きで、でも同じくらい正統派のイケメンも好き。
BL漫画を読むけど性描写がない作品あるいは少ない作品あるいはそれ以外がメインテーマの作品が好きで、
少女漫画ではベタな展開も好きだし性描写も抵抗ないです。
生理が嫌いで薬で止めてますが、胸とかくびれとか女性らしいところは好きです。
ピアスは石とか揺れる飾りのついたのは嫌で、口紅も苦手。
あやふやでよくわかんないなと悩んだりもしましたし、
アセクシャルとかノンセクシャルとか色々調べたりもしましたが、
最終的に特にそのことを他人に理解されたいとも思ってないから、
白黒はっきりしなくても名前とかつけなくてもいいかな〜というところで落ち着きました。

そうは思っていましたが、実際にこういうことで悩まれている方のお話を読むと嬉しいし、
ちょっと安心しました。読んで良かった。
女性の身体の面倒なところをものすごい解像度で描かれているのも良いです。
こういうのもなんか安心します。
「人としてつき合えたら」もすごく面白くて続刊楽しみです。
わかりみが深すぎる
2024年1月21日
・共感できる部分が多すぎて『あーあるある!』と頷きながら読んでしまった。
Xでなくとも、(シスの)男性には特に読んでもらいたい。
女という体がいかに面倒か知ってくれ。

・男でなく女でなく、女であり男であるというか、この変化やスペクトラムは人それぞれで、それの悩みもそれぞれ。
特にXは理解されにくく、少なくとも自分は自己を閉じがちだけど、外と繋がりを持とうとする作者の姿勢は尊敬するし、励まされるものがある。
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強迫的な頑なさによる生きづらさ
ネタバレ
2021年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんは強迫性障害を過去に克服されたそうなのですが、周囲の人に対する目線にも強迫的な感性があるというか、強いレッテル貼りと決めつけがあり、自分と異質なものを一切受け入れられない、というこだわりがかなり強い方だなと思いました。自分と違う事=悪ではないと思うのですが、1つでも自分の偏見を抱く属性を見つけると主人公は一切それを受け入れられない。同じ属性の人すべてが同じ思想・背景であるわけはないのですが、主人公はすぐに属性でカテゴライズしてしまいます。主人公自身も自分の考え方に疑問をいだきながら、その思い込みをなかなか塗り替える事ができないのは、強迫性障害の特性によるものだと思いました。
主人公の生きづらさは、ジェンダーによるものだけでなく、強迫障害的な認知のゆがみから来るものが大きいと思うのですが、もしかしたらその頑なさ、受け入れなさは、「自分が誰にも受け入れられていない」と感じているからこそ、「異質なものを許してしまったら自分が消えてしまう」とおびえておられるのかなとも思いました。どちらも相関的な要因なのかもしれません。
分かりやすい
2021年2月20日
Xジェンダーである事ががどんな感覚なのか、とても分かりやすくて面白かった。共感できる部分がとても多くて自分が何者かを知るためのヒントにもなった。
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