ネタバレ・感想あり流行唄のレビュー

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傑作
2019年11月11日
人生の折返し地点を過ぎた中年男が身近な人の死に触れて生き方を修正するんですが、破滅につながりかねませんね。
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イケメン?か
ネタバレ
2020年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 微妙なところの、たしか、レコード会社の役員の物語。

時代が、昭和末期に、レコードが壊滅的に売れなくなったところから、CDの開発により、若干、息を吹きかえし、さてこれから音楽業界は、どうなっていくのかと、とても不安定な時期でした。

そのうち、プレーヤーにかけたら、映像が浮かび上がるCDができる、音楽と映像を一緒に見ることのできる「媒体」が生まれるはず!なんて、言われていた時期でも…

そんな中、なんとか、国民的大ヒットを出そうと、役員である主人公が、(自分から見て)実力次第での人事の入れ替え(下剋上)をするなどして改革をこころみますが…

中盤以降、登場する「天才作家」の個性が、とにかく強烈で、この人に、かなり主人公が「食われて」しまった感があります。


ミニ島耕作というか、アチラのように「自分のオンナ」を、弱みを握ってきた敵に、条件として差し出すといった非道はしませんが、そこそこ「自動的にモテて」、けっこう、羨ましい展開もあります。

最終的に、彼は、メガヒットを、出せたかどうか…


柳沢作品の中では、かなり、地味な印象ですが、某嫁探し物語のように、ダークサイドに落ちたままずるずると何十話も引っ張ったのに比べれば、潔く、完結を迎えた作品ともいえます。
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作家名: 柳沢きみお
出版社: ビーグリー