本書読む前に、「ミステリと言う勿れ」という対照的な漫画を読んでいたから、余計コメディとして息抜きになった。なんとも脱力感一杯の、グッとくだけた迷探偵物。
あっちも一部分横溝がかった作品だったが、偶然にもこっちも横溝作品のラインナップを連想させる。但し登場人物の名前と時代(レトロな昭和)、それに後で仰々しく「ご説明」する様式だけが。
人物は、主人公が金田一耕助からの金田耕子、他、犬神家の一族ー犬上、八つ墓村ー八墓、獄門島ー極門、病院坂の首縊りの家ー病院下、本陣殺人事件ー本迅。志水だけ、なにをもじったのかわからない。
大したことの無い小さな事を、大袈裟な事件として騒いで、至って真面目に犯人捜し、事件の究明。
タイトルが失敗かという気がしていたが、「名探偵」には「憂鬱」が合わせられていることがままあるらしい。
第二巻ありか・・、知らずに読んでしまった。
まだ本調子が出ていない助走的な展開。
「神様はじめました」番外編は、30頁ほどでショートストーリー2つ。軽すぎて、 番外編①とかって勿体付けすぎに感じた。
電子限定だから、まぁいいか。