先生の作品は初めて読んだのが『鳴けないトヒコ』で独特の世界観がすごくインパクトがあり忘れられない作品になりました。
その後『ぷくぷく』を購入したんですが、積読本に埋もれて、まだ読んでいなかったことを今思い出しました。
この作品は表題作のみ、202P。
辛いことがあっても自分は強いと言い聞かせ、自分を傷付けながらなんとか立っている銀行員の拓が画家の小雨と出会い、小雨の手によって気持ち良い方法で心を解放していくことを知り…。
最初読んでみて、分かるような分からないような展開に評価をつけにくいなと思って、もう一度読み直してみました。
私にはやっぱりあまりグッとくるものはなかったんですが、それは完全に好みの問題かな。
でもお互いがお互いの求めるものを与えてあげることができる関係をふたりが自然と結ぶことができ、かけがえのない存在になっていくのが素敵だなぁと思いました。