『ねこねこハニー』シリーズ猫神編。シリーズの中の一冊ではあるけれど、猫谷家の三兄弟たちの登場は無し。
いい子と言われることが嫌な可児が面倒くさくて読み進めるのが少し苦痛だった。猫神が可児に言った言葉は本当に真理だなと思うし、小中学生くらいの年齢はそういうことを言う奴がいたなーと思ったりもするからなんとも言えない気分になった。
猫神と可児の出会いや接近していく様子が微笑ましかっただけにモブ女子が邪魔だった。物語を進める上で必須と分かっていても彼女らの振る舞いがリアルで不快。
猫かぶりの可児に焦点が当たっているせいか、この作品は猫成の設定があまり生かされていない感じがする。猫谷家の面々が全然出てこないのも拍子抜け。