お料理が美味しそうなことに惹かれ読み始めましたが、徐々に登場人物たちの背景や取り巻く思想も含めて惹き込まれました。恋愛についても親族についてもライフスタイルについても、悩ましいからこそ様々な形を目にしたい人にはオススメな作品と思います。
個人的には、作中の言葉や考え方のどれもがどこかしっくりときて、納得や共感は勿論、「こういう感覚の人もいるんだ」と初めて知ることができ、とてもありがたく、好きな作品です。
そして勿論、毎度お食事の描写が素敵です。食べる食べない、飲む飲まない、あるいは食べられない飲めないにも関係なく、一緒にいたい時に一緒にいたいと思える相手や友人たちとテーブルを囲める様子にとても幸せになりました。
今後のお話も心待ちにしております。