グルメと外交を絡めたお話ですが、外交といっても戦争→敗戦からの戦後処理のお話なので、そこそこに重い内容。ただ、主人公の姫が明る可愛い。訳ありの人生を送ってきたけれど、ひたすらに前向きで賢さもあり、かつ柔軟。彼女がそれぞれの国の背景を考えながら、少しでも祖国を助けようとする様は魅力的で、面白く1巻2巻を読み進めていました。のに、3巻が…駆け足で…え、最終回？お、終わってしまった！
いやこれ、もっと各国のお家事情掘り下げたり出来たでしょ。キャラもみんなちゃんとイイのに、そこももっと掘り下げたり出来たでしょ。設定いいのに、もっと広げられるのに、勿体ない！これでは食材はいいのに味付けが薄い料理のようだ！！各国の思惑ドロドロの重厚な心理戦とか、料理のウンチクもまだまだいけただろうし、それこそ主人公とヒーローの仲ももっと丁寧に重ねていけたし、まだまだここからどんどん美味しくできたはずなのに…あっさり味のまま終わってしまいました。こちとらまだ満腹になってないよ…？とても面白かっただけに、残念です！！
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