カメラが趣味の菖真が出会った黄緑色の瞳を持つクォーターの瑛。撮りたい! という衝動だけで行動する菖真は少し子どもっぽいけれど、遠慮や配慮ができないガキではないのが良かった。
写真を撮られることを嫌い、撮影の交換条件に心霊写真を撮るように言ったり、瑛は何か抱えているだろうなと見てとれるものの、明かされた過去はかなり悲しいものだった。
それでも、瑛の過去と行動の描写に唐突感は否めず、もう少し丁寧に描いてくれたらなと思ってしまう。
タイトルの『キミドリ』は瑛の瞳のことだろうと思ったら終盤でタイトル回収され、やられた。