こちらは「サハラの黒鷲」からのスピンオフ作品です。単独でも読めますが黒鷲の主人公も本編に出てくるしお話の核となる呪術師との因縁も前作から引き続きなので前作未読の方はそちらをぜひ読んでください。
幼い頃から一緒に育ったロキとトールを家族のように大切に思うイングルは無口で無表情な傭兵。そんなイングルの片目を潰した相手のビャクが恋人のフリをして欲しいという依頼を持ってきた。それ以来ビャクは何かにつけてイングルにケンカしようだのと言い寄ってくるが相手にされないビャク。実はビャクはイングルのことが好きで何とかイングルの気を引きたくてあれこれしていたけれど。。
朴念仁っぽいイングルに恋心を抱いてしまったビャクはあの手この手で気を引くけれどなかなか上手くいかない様子がもどかしいけど応援したくなるほどツレないイングルの様子が良かったです。ヘビのザザがまたいい味出してるしイングルにも懐いてきて可愛かったです。