イギリスの高校を舞台に、チャーリーとニックと、その友達や先生、家族との話。好きなラジオ番組の2022年8月16日放送分をPodcastで聞いてたら本作が紹介されており、即その足で本屋に行って紙で3巻まで買い、4巻が本屋になくてシーモアで4巻買った。全5巻らしいけど5巻はまだ出てない。外国の漫画だし電子であると思わなくて紙で買ったけど、電子でもあるのね。紙で買うより電子の方が安かったので全部電子で買えばよかった。久しぶりに紙でゆったり読めたのは凄く良かったけど。本作、Netflixで実写ドラマが配信されてて、それも見てからレビューしようと思ってたけど、なかなか見れないので漫画のみの感想を。イギリスの漫画ということで、コマ割りやセリフが独特で、でも読んでるとすぐ慣れる。ゲイであることがバレて苦しむチャーリーと、チャーリーを支えるニックと友達と家族。相当じっくりと彼らの気持ちが描かれる。ゲイかバイかなどの自覚はそんなハッキリしてないしそれが一生同じかも分からないし、一度カミングアウトすれば全員に認知される訳でもなく何度も何度も繰り返され、いじめられてた過去は謝られても許されないし、病気は愛情だけじゃ治らないし、両思いになってハッピーで終わりって事はないし、恋人とだけうまくいってても生きていけない、すさまじい現実が描かれている訳なのですが…。もう、とにかく、チャーリーとニックが可愛くて可愛くて可愛くて。親目線で見てしまう。頑張る2人を応援したいし、身近に彼らがいたら寄り添える人間でありたい。彼らを傷つける人間にはなりたくない。