昭和中期の頃、瀬戸内海に浮かぶ小さな島で…小学生の時から貧乏でカラスのように黒い髪をしてる事から「カラス女」とイジメられてきたサキ。この島を支配している一家の娘「虎宮マリコ」が勘違いと嫉妬により取り巻きを使ってサキをイジメ抜き、挙句に島から追放する。そして20年近くしてマリコが島の町長となり、カラス女と呼ばれるきっかけとなった存在のタツロウと結婚してのうのうと人生を謳歌してる事を知り、その幸せをブチ壊すべく中学教師「戸崎リホ」となって島に戻る。故郷の島は完全に虎宮家に独裁的な支配下にあり、狂人さに拍車がかかったエツコの機嫌を損ねたら「下民に降格」という奴隷同然の扱いをされる狂気の島となっていた。サキが受け持つクラスにはマリコが溺愛する息子の幸雄がいるが、幸雄は母親の事を快く思っていないし、タツロウも妻に対して最初から愛情が無かったように思える。サキは順調に取り巻き達に復讐を果たしていきながらも、その子供達を救う場面もある…バカな親のせいで苦しんでいる子供がけっこういる為。復讐に利用しているだけかも知れないが、そのサキの教師として、人としての姿にはさらに美しさがかかっている。戸崎先生(サキ)を気に掛けているタツロウも復讐の対象になっているだろうけど、最終的にはタツロウのことは赦してあげるのかも知れない。マリコへの究極の復讐はタツロウと幸雄を奪うことのような気がする。
最初のほうで、虎宮家には幸雄以外にもう1人子供(幸雄の妹)がいるってことになっていたけど、途中からその存在が無くなっている…。