作者さんの初コミックスとのこと。Twitterで発売告知を見て気になって購入しました。レビュー数は少ないですが単話の方の評価が良かったのでちょっと期待したんですが、個人的にはもう一歩という感じでした。イケメン大学生のハル×イン魔のいくのお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計170ページ。実践の成績が低いインキュバスのいくが、経験値を積むため精気をもらいに侵入した家で、逆にハルの返り討ちにあって…というお話。なんか「あれ?これどっかで読んだな?」感がすごい笑。王道展開ならではの安心感みたいなのはあるんですが、こうもたくさんBLを読んでいるとさすがにそれだけだと飽きるというか、王道なら王道でそれに何かプラスαが欲しいところでした。サクサク読めすぎて、めっちゃ早く読み終わりました笑。多分ハルの秘密が明かされるところで盛り上がるはずが、種明かしもアッサリで、グワーっと盛り上がる山場がなだらかすぎて物足りなかった。当て馬的キャラのゆきも、種明かしがかなりアッサリしていた上に、なんかビジュアルがピンと来ず。いくに似たビジュアルが良かったのかな?ゆきのビジュアルが男の娘みたいだったんですが、普通に女の子じゃ駄目だったのかなと思ってしまいました。絵は全体的に綺麗で攻めのハルもまあまあ格好良いんですが、常に片目が隠れている鬼太郎スタイルはあまり好きじゃなかったかも。あと修正にはすごい文句を言いたい。単話の白抜きもまあ酷かったですが、単話の方は辛うじてある程度の輪郭は残っていたのに、コミックスの方は輪郭も全く見えないくらいの広範囲白抜きで、エチシーンも多めだっただけにとても残念でした。単話とコミックスの修正が異なるのは何でなんだろう?わざわざ大きめのぼかしに変更?何のために?謎です…。