オメガバと獣人という特殊設定を2つ入れているにも関わらず、どちらも引っ張らずキャラクターや動物の習性や設定を生かしたまま2人の恋愛模様を描かれていて単純に上手に出来た作品だと関心してしまいました。
恋愛的な心情の描写部分は弱いので2人とも心から想い合っていていちゃらぶ!といった雰囲気ではありません。
種族的にはそれで当たり前なのですが、そこにオメガバを組み合わせることで上手くくっつけてハッピーエンドに持ち込んだ、といった内容です。
本来オメガバとはそういった強引ハッピーエンドのために作られた設定なので、ある意味正しいオメガバでした。
そういった部分も含めて、この特殊設定を生かした内容と構成が本当にすごく良かったです。
攻めと受けのキャラクターは単純に好みではなかったので、萌えとかなかったですが、感心した作品でした。