ネタバレ・感想あり電子特別版 矢継ぎ早のリリーのレビュー

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血沸き肉踊り蹴鞠蹴る短編集!
ネタバレ
2022年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きです!D・キッサン先生!この短編集も良かった。リリーはカッコいいし、源九は爽やかだし、後妻は苦しいし、ツァムは清らかだし、画家達は人生まだまだこれから頑張れだし!全部ひっくるめてキッサン先生の脳内万華鏡ですね。光るモノも光らないモノも同等に美しく表現出来る先生です。
好きです
2021年10月29日
世界観だったり、絵の綺麗さも好きです
短編なので読みやすいし、引き込まれました
シリーズ化してほしいなあ
何を描いてくれるのか1作1作開くのが楽しい
2023年3月19日
一体どこに連れていかれるのか、途中経過も着地点も予想しにくい。そこはD・キッサン先生の作風で、この頁数ならひと山、もっと長ければ幾つかの山、というような感じではなくて、変化と平場の不測の繋ぎで物語が紡がれていき、いつの間にか結末到来。次々と揺さぶられる、細切れの場面転換が連続する、何かがこれから起こるのかもしれない矯めの間に無関係エピソードをじっくり見せつけられる、などなど、繰り出される玉や飛ぶコースが多彩過ぎて、見た目実に自由奔放縦横無尽。日本物ファンタジー物、現代物歴史物、いつどこを舞台にしてもそれらしい絵なのがまたすごい。
既に別作品でわかっていたことだが、豊富な知識量に裏打ちされていて、俄か取材で得たような付け焼刃には感じない。既に蓄えられた大きな基盤からいかなる方向にも行ける、という応用力を見せつけられ、才能の源泉は汲めども尽きぬ、と感じる。鋭敏で的確な言葉が使用されていて、それでいながら、くだけていて、どの世界のどの時代の言語も読者に翻訳してくれているかのよう。
絵は思わせぶりなムード作りがされていて、何をどういう角度で絵にしているか、工夫なのか天性なのか、ミステリアスさやファンタジックさ増長。この才気溢れる漫画家の、四方八方に広がっている世界、向かう関心や対象の多様さが、出版側から注文つけられずに開花している印象で、捉えどころのない作品が並び、「短編集」とはいうものの、1作品ごと独立感相当強い。テーマの無い作品群で、各作品の個性が競うように華やか。
表題作74頁、「鞠めづるヒトビト」34頁、「或る婦人」44頁、「シスターシスター」32頁、「似せ者同士」16頁。その他作品解説頁など。タイトル付けのセンスがまたよい。
表題作は着想も設定も魅力的だが、読者に少し親切ではない感じがした。ただし、大衆に迎合しては作品は本物にはなれないとも思えるので、孤高でいいのでは、とは思う。

「シスターシスター」は「無料お試し読みサッシ KISSAN Collection」にも収録されており、重複。
イマイチ
ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「矢継ぎ早のリリー」は吸血鬼が何で死ねることになっているのかがよくわからなかった…
アネットは騙されてすごく可哀想じゃん?
声も戻っちゃったし。
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