ネタバレ・感想あり電子特別版 矢継ぎ早のリリーのレビュー

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すごく良かった
2025年10月5日
読み終えた後の満足感がしっかりある短編集。あらゆる方向に想像力を働かせられる作家さんなんだなと思いました。表題作は秋田書店さんで連載されたみたいで、2巻出ています。
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作者買いです
2025年9月30日
キッサン先生初の短編集。4作品に加えて、電子版には描き下ろしが収録されています。2冊目の短編集よりも一つ一つのお話が長めです。多種多様な世界観で、似たような話が見当たらなくて、どれも本当に面白かったです。ラストも様々、読後の余韻がそれぞれ違うので、読んでいて飽きません。どれも良かったけれど、私は「鞠めづるヒトビト」が好きでした。蹴鞠に勝ち負けが無いなんて知らなかったし、なんだかとても日本人らしいスポーツだなと感じました。あとがきで各作品に対するコメントが添えられており、そちらも興味深かったです。
「千歳ヲチコチ」で作者様のファンになり、こちらも購入しましたが、長編をあれだけ完璧に仕上げられる力量を持った方が短編を描くとこうなるのか~と思いました。短編にするとその切れ味がいっそう際立ちます。素晴らしい作品をありがとうございました。
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血沸き肉踊り蹴鞠蹴る短編集!
ネタバレ
2022年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きです!D・キッサン先生!この短編集も良かった。リリーはカッコいいし、源九は爽やかだし、後妻は苦しいし、ツァムは清らかだし、画家達は人生まだまだこれから頑張れだし!全部ひっくるめてキッサン先生の脳内万華鏡ですね。光るモノも光らないモノも同等に美しく表現出来る先生です。
好きです
2021年10月29日
世界観だったり、絵の綺麗さも好きです
短編なので読みやすいし、引き込まれました
シリーズ化してほしいなあ
何を描いてくれるのか1作1作開くのが楽しい
2023年3月19日
一体どこに連れていかれるのか、途中経過も着地点も予想しにくい。そこはD・キッサン先生の作風で、この頁数ならひと山、もっと長ければ幾つかの山、というような感じではなくて、変化と平場の不測の繋ぎで物語が紡がれていき、いつの間にか結末到来。次々と揺さぶられる、細切れの場面転換が連続する、何かがこれから起こるのかもしれない矯めの間に無関係エピソードをじっくり見せつけられる、などなど、繰り出される玉や飛ぶコースが多彩過ぎて、見た目実に自由奔放縦横無尽。日本物ファンタジー物、現代物歴史物、いつどこを舞台にしてもそれらしい絵なのがまたすごい。
既に別作品でわかっていたことだが、豊富な知識量に裏打ちされていて、俄か取材で得たような付け焼刃には感じない。既に蓄えられた大きな基盤からいかなる方向にも行ける、という応用力を見せつけられ、才能の源泉は汲めども尽きぬ、と感じる。鋭敏で的確な言葉が使用されていて、それでいながら、くだけていて、どの世界のどの時代の言語も読者に翻訳してくれているかのよう。
絵は思わせぶりなムード作りがされていて、何をどういう角度で絵にしているか、工夫なのか天性なのか、ミステリアスさやファンタジックさ増長。この才気溢れる漫画家の、四方八方に広がっている世界、向かう関心や対象の多様さが、出版側から注文つけられずに開花している印象で、捉えどころのない作品が並び、「短編集」とはいうものの、1作品ごと独立感相当強い。テーマの無い作品群で、各作品の個性が競うように華やか。
表題作74頁、「鞠めづるヒトビト」34頁、「或る婦人」44頁、「シスターシスター」32頁、「似せ者同士」16頁。その他作品解説頁など。タイトル付けのセンスがまたよい。
表題作は着想も設定も魅力的だが、読者に少し親切ではない感じがした。ただし、大衆に迎合しては作品は本物にはなれないとも思えるので、孤高でいいのでは、とは思う。

「シスターシスター」は「無料お試し読みサッシ KISSAN Collection」にも収録されており、重複。
イマイチ
ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「矢継ぎ早のリリー」は吸血鬼が何で死ねることになっているのかがよくわからなかった…
アネットは騙されてすごく可哀想じゃん?
声も戻っちゃったし。
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