初めてちゃんと読みました、最初から最後まで。最初だけ読んでいるとわからないけど、最後まで読むと、良かったね〜と思えます。前半は割とひどい展開。途中、タケルが現れて、普通の恋も知って、それでも離れらなくて、互いを想い合いながらすごく遠回りをして、やっと、という感じです。お互いをこんなに愛せるのは、多分男女の愛だけではない繫がりがあるから。リョウジは小春の父としての愛もあると思います。小さいときからの愛と、男と女になってからの欲情の愛と、どちらもあるからこんなに愛おしいのだと。小春の方も、慕う気持ちと焦がれる気持ちと安らげる気持ちが混ざっているから、離れられない。「共依存」と仕事のパートナーが言ってましたが、それもあるかな?
途中登場する脇役たちも魅力的です。小春は泣いてばかりだけど、最後には強い自立した女性になります。最後まで読むと、良さがわかります!