半年前から急に新選組にドップリになり、色々読み漁りましたが、芹沢鴨の傍若無人でも子供に優しく不器用な、凄絶な生き様死に様を描いた最高に胸を打つ作品。
平和ボケした徳川260年で士農工商のトップに立ち、何も生産しない武士が「武」と言うプライドにしがみつき、いくら剣術や精神を鍛えても見せ場も無い「飼い殺し」の苦悩、厳しい武家の家との確執....時代の流れに乗れない者は破滅しか無い。結局は時代が敵と言う現実.....3人の子供隊士の成長を通して描かれます。斎藤はじめが13歳の子供と言う設定には驚きましたが、田中太郎に前髪を切られた後は笑いが止まりません! 少年漫画には珍しく土方歳三.沖田総司.原田左之助はまつ毛パッチリの美男‼ 山南敬助.山崎烝も美形と楽しませてくれます! 「ちるらん」などは典型的少年漫画でストーリーは良くても作画がハチャメチャ過ぎてウンザリします....
ただ3人の子供隊士は京都生まれで京都弁を話さず、山崎烝も大阪弁を話しません.....におの髪の毛が白い理由?五条大橋で逃げた「寡黙」は島田魁なのか?松原橋で倒れた彩芽はどうなったのか?等の疑問が残りますが、これからの新選組編が楽しみです!!