ネタバレ・感想あり漆黒のデュランダル伝説 ～ただの中二病の俺が勇者に祭りあげられてしまった件～【単話版】のレビュー

話はタイトルの通りのままですが、痛々しいキャラが必死にがんばってますww くだらないなあ、と思いながらもサクサクと読めるのは逆に凄いのかも。

先に書いておくと絵や構成は普通に星３くらいのレベルで作品として悪くは無いです
じゃあ何故低評価したのかですが
一重にキャラに誰1人愛着が湧かなかったから
まず主人公ですが無能な上に成長しないし平気で仲間殴るし人間として好きになれない
別に厨二病の言動などはネタとして頑張って読めないこともないが虚言癖など人間性が主人公に向いてない
似たキャラで言えばラッキーマンだろうか
次に仲間達だが敵は絶対殺すマンに盲目女それとバナナとこちらも魅力に欠ける
特に女性キャラは可愛さを引き立てる演出が乏しい
せっかくの後輩キャラもその強みがほとんど活かせてない
あとは敵キャラも雑魚敵と幹部が見分けつかないのは致命的にヤバい
火属性だからプールに沈めたら死ぬとかいくらこの主人公の妄想の敵だからって適当すぎる
読む側としては主人公を応援する気持ちも敵を憎む気持ちも湧かないからただただ虚無に厨二ノートを読むような気持ちでセリフを読まないといけないのは何の罰ゲームなのかと

書きたい事ややりたい事は分かるのだがそこに読み手が楽しめる要素を入れないと商業誌としては落第ではないだろうか
共感性羞恥を感じやすいキャラを主人公にするなら尚のこと愛されやすい何かを持たせないと作者だけが楽しめる作品になってしまう
ただこれ小説なら読み手が勝手に想像でプラス補正するから漫画版だけの評価になると思う