片想いの折り重なる三角関係ものではかなり好きな作品!余白がちょーど良い!その余白の中で、描かれてる情報の煮詰めた妄想をする余裕を貰う。甘い香水の香りを想像したり、弦がコータローの髪を優しく触る指先を思う。それはまさにコータローがあの夜の相手が弦だったと気づく夜の静けさのような、余白。これだけ沈黙を貫いてきた片想いだから、2人はとことん思いをぶつけ合う場面は必要かもねーとは思うけど、弦のアパートでの言い合いはちょっと物足りない、面白みのない場面だった。後半の幼馴染の枠から外れようと向かい合う2人をもっとニヤニヤ読みたかったけど、正直イマイチで残念。コータローの棚ぼた感から、もっと弦を意識するコータローが見たかったし、弦の好き好きオーラプンプンさせて欲しかった!自分の前半読んだ感覚では期待値MAXで、もっと盛り上がる予定だったんだよ‥奏もモブキャラじゃないんだから2人が付き合い出したの気づくとか2人で伝えるとかの場面ある方がまとまりが良い気がする。