思ったより展開が早くて気持ちが追いつかなかったのが少し残念ですが、私達の知らない二人だけの時間や二人で過ごしてきた日々があったんだろうと思うようにして読みました。でも後半はすばるの気持ちが痛いほど分かるので胸がギュインギュインに締め付けられて涙が止まりませんでした。もしずっと憧れだった人と愛し合えるっていう奇跡が起きても、劣等感とか立場の違いとか自分が情けなくて隣に立っていられる自信がなくなってしんどくなって、その人の隣にいたいその人を愛したいって気持ちよりネガティブな感情ばっかり大きくなっちゃって逃げたくなる気持ちすごく分かる。そしてすばるは普段から障害者と健常者という壁を無意識で作ってる感じだったので余計に辛いよねと思いました。全然そんなこと思わなくていいんだよ私達同じ人間だよ迷惑だなんて思わないで〜(泣)と何度も思いました。どんな人も周りを気にせず自由に楽しく生きていける世界に早くなればいいな。困った時はみんなお互い様だし誰しもが周りの人達を助け合えらば世界はハッピーになるはずと改めて思いました。