森秀樹先生は少年サンデーからデビューした作家で実は女性キャラクターも魅力的に描ける人だから表紙を飾る女王オッドが実に華やかだ
名前の由来はオッドアイだからオッド、なんだろうな
オッドは主役というよりヒロインの立ち位置で
実質的な主役ブブは1巻後半まで登場しない
このビジャの女王は描かれる事は全てフィクションで森秀樹先生のオリジナル作品であるも
かつて墨攻を森秀樹先生が劇画化した事からこの作品は創造されている
劇画墨攻では諸子百家の墨家は滅ぶ前に世界中に散らばったとされており
(墨攻は小説家の酒井賢一先生や脚色の久保田千太郎先生との共作なのだが両名は物故)
インドに辿り着いた墨家は密かに勢力を築いている設定
蒙古に侵攻される城塞国家ビジャは籠城しながらインド墨家に救援を乞うと墨家は応えて優秀な人物ブブを送り込む
ブブがこの作品の主役に相当する
ブブとは変わった名前だがベルゼブブから取っているようで
彼と墨家の仲間はビジャのオッドや有志たちと共に野蛮で下劣な蒙古に立ち向かう
連載で読んでいるこれまでの感想を軽く言うなら
怖い事が無く読める話だ
善人は誰も戦死していないから安心して読み進めればいいし
顔面からして悪役な人物はちゃんと殺されるし
たぶん最後までビジャ側は城塞を守り切るであろう
代わりに蒙古兵が塵芥のように死んでくれており
良い意味でも悪い意味でもあまり驚きは無い
連載では現在ビジャの宰相ジファルの進退が気がかりである
この作品で唯一の実在の人物フレグはモンケの弟で
軍勢を率いて殺戮と破壊を行わせる上に、拉致した女を犯す事を好みバグダッドで女は雑兵に犯させてから老若男女を皆殺しユーフラテス川に投棄した仇なので
ジファルがフレグに取り入り暗殺すると予想する
墨攻では悪役だった王翦や始皇帝が暗殺されたからな
別の漫画の作者によると、バグダッドでの知恵の館の焼失までは無かったからその件に関しては蒙古は濡れ衣だという
真相は分からない
劇中では女が犯されたり荒縄で縛られたまま性 奴 隷にされたり不倫する場面
(全部蒙古が実行犯)もたびたび描かれており
何故かまともに愛し合う男女が登場しない
オッドとブブはおそらく恋愛関係に至らないだろう
この予想が外れたならめでたいな
この作品を評し掲載誌では『鬼劇画』と称しているのが鬼イキみたいで好きなので真似している