ネタバレ・感想あり魔弾の射手のレビュー

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必殺仕事人の少佐に会えます
2025年3月26日
スマホでベートーベンのオペラ、フィデリオを流しながら読んでいます。芸術オンチと言われながらもドイツ人の少佐にはベートーベンがしみついているのですね。年末の日本人の大工?みたいなものでしょうか、あの体格ですから、いいバリトンをもっているかもしれません。少佐の個性がバリバリに光る一作でした。
 いいまんがは、色彩や風景だけでなく音楽まで聞きたくなります。とはいっても、発表時にこの田舎町ではベートーベンのオペラなど、どこを探してもなかったでしょう。ワンタッチで聞きたい音楽が聞けて地図はおろか入国方法まで教えてくれる、凄い時代になりました。スパイなんてご用済みで、少佐の部下たちは画面に向かってひたすらキーボードを叩いているだけかもしれません。
でも、三年前に少佐もしくは他の誰かが
“ウクライナはいかなる犠牲を払っても抵抗するでしょう” と囁いてくれていたらプーチンもあの泥沼には突っ込まなかったのではないかと思うのです。少佐は郵便袋を抱えてモスクワに飛んだかも。足りなかったのは情報収集能力か?分析力か?まさかプーチンが古い戦争を起こすとは思わなかったというへのが本音かもしれません。四十年前の話ながら残念にも古い話にはならないこの現実。私たちには退きながらも目と耳をすます必要があることを教えてくれます。
とはいえ、いつも以上にブレないエーベルバッハ少佐、苦悩しながらも2倍マシマシのアクションを披露して満足させてくれます、ただ、スープの底に残った粉が胡椒ではなく、正露丸だったような気がして.....
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昔から大好きな作品です♬.*゚
2023年12月21日
エロイカより愛をこめてのスピンオフ、エロイカファンには言わずと知れたエーベルバッハ少佐のゴリッゴリスパイ物ストーリーです!紙で持ってましたが電子でも欲しくなり購入しました。かなり昔の作品ですが、古臭さを感じさせない作画とストーリーが秀逸です!
昔懐かし作品
2023年8月20日
青池保子先生を好きになるきっかけの作品の一つ。
現在との社会情勢が大きく変わり、懐かしいさもありますが、陰謀や人間は変わらない。本編が長期連載の為に
絵柄の変化には残念な所、個人的にはこの作品の頃が一番好きな絵柄です。特に思案中のエーベルバッハ少佐
の顔が素敵。
エーベルバッハ少佐
ネタバレ
2022年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 紙媒体も持っていますが、電子版も購入しました。
青池先生の絵柄はエロイカの長期連載の間に変化しましたが、この作品の頃の絵柄はハードボイルドなストーリーにマッチしています。情報部の人間の強かさ、冷静さ、忍耐力、演技力、体力知力狡猾さ等流石読ませる内容です。
懐かしいスパイアクション
ネタバレ
2022年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ エロイカより愛をこめての番外編。みんな大好きエーベルバッハ少佐が活躍する陰謀劇です。ダブルスパイを保護しようとする少佐と、少佐を信じられないダブルスパイ。
そして、二人に迫るKGBの殺し屋……。
この事件の真相は、最後に明らかになります。
子供の頃に読んだのですが、電子書籍になっていて嬉しかった!ありがとうございました!
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作家名: 青池保子
出版社: 秋田書店
雑誌: プリンセス