はじめに読破した者からの注意事項として、こちらの作品は、帯文句、題名からの想像、試し読みでの期待…それらを捨てて読み進めることをオススメします。じゃないと「え？！」となってしまうので汗。
初めての作者様で、少し絵柄が独特でしたが読み進めるとそんなに気にならなくなりました。ただ他の方もレビューされたりしてますが、はじめにも書いたようにSMでの流れで行くのかな？と思って読むと実際のストーリーの流れとのギャップに物足りさを感じるかもしれないです。なぜならば、第1話が余りに匂わせととあるお道具が出て来て、受けちゃん何者?!って感じではじまるので…汗。あのままの妖艶なふんな作品かと思いきや、フタを開けると違うんですよ…なので、そこで好みがガッツリ別れそうで。因みに本格的なSMプレイもほぼSM的なことも出て来ず、でも濡れ場登場回数は多くエロ度もあります。このお話が最後まで読めてしまったのは、ひとえに作者様のここぞという時の描き方が上手いからでした。
試し読みで見たこの作品を購入したくなったきっかけのシーンの見せ場、見せ方にも凄く受けがセクシー艶めかしくて衝撃だったのもあります。そういう場面が描けてしまうこの作者様、いやー、ここまでドンピシャにここぞという時のアングルとかコマ割りや人物の見せ方、表情などが秀逸で、読み手を唸らせます。それだけで星5を送ってしまうくらいです。
ストーリー重視の方には恐らく物足りないところが、惜しいかと。個人的には、このくらいの感じで丁度良く、読みたいタイミングとしても良かったので、これは好みの問題かもですが。
また描き下ろしでのややコミカルな第三者視点での主役CPが読めたのは、遊び心があって本編のシリアスさとのギャップがまた良かったです。そこだけ読んでも面白いくらいよく出来てます笑。
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