以前から気になっていた作品で、1冊に纏まるのを待っていました。
やっぱり面白いですね。
虐げられ、傷ついた二人が初めて触れたぬくもり。
それを忘れず、一途に想い続ける健気さがいじらしいし、パイの心根の美しさたるや、まさに聖母のよう。
案外メンタル強めなパイが、ちょっとカッコいいです。
それにしてもハムちゃんの運命が苛酷過ぎる…なぜこんなに辛い目に合わないといけないのか…
周りの登場人物たちも、結構悪いのが多いですよね。
パイの家族はわりとテンプレな感じがしますが、王宮の人達も子供のハムちゃんに対して容赦なくて、気遣いのキの字もない。騎士団長とか宰相とか、見ていてちょっと…いや、かなりイラつきましたよ…
1巻では色んな伏線があって、それがこれからどんな展開になるのかも楽しみですが、何より早く二人が互いに気付いて幸せを取り戻して欲しい。
2巻では二人の幸せが多くなっていることを祈りつつ、発売をお待ちしています!