ネタバレ・感想ありシェアーズのレビュー

(4.5) 22件
(5)
14件
(4)
4件
(3)
4件
(2)
0件
(1)
0件
みんなそれぞれ違っていい!
ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!”ストレンジ“”リンク アンド リング“などの作品でも分かる通り、人と人との優しい関わり方やそっと寄り添うような作風が大好きです!人に触れることで記憶を共有することが出来るユージンと過去の記憶を探ってほしい小説家の小鹿野。家族だって全部理解出来ないことを全くの他人はもっと理解出来ない!でも分かろうと努力してくれたり、気持ちに寄り添ってもらえたらそれだけで十分ありがたい。ユージンと小鹿野さんのいい距離感もこの関係も未来へ続いていく…そんな幸せな読後感でした!
1巻のみの感想
2024年4月6日
相手の思考や記憶を読める特殊能力者と青年の話。心にささりました。泣けました。いい話をありがとうございます。
自分の常識が全てではない
ネタバレ
2024年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻227p、全表題作+描き下ろし+描き下ろし特典。1巻のみ読んでいる。特殊能力者ユージンというコネクタとその能力を頼りにやってきた小説家尋輝の話。人と違うからといって否定から入るのは悲しい。叔母さんも決して尋輝が嫌いなわけではないんだ、意図せぬ拒絶の反応に寄り添う気持ちの無さがネック。近しい身内程遠慮がない場合があって傷つく時もある。あの祖母からこの叔母さん。ここにも人其々の違う性質がある。性質自体は多分自身の持って生まれた物だろうけどトラウマの決定打は母親の態度だったのだろう。母親もずっと忘れる事が出来ない母親自身のトラウマになったのではないかと思う。なかなか、自分の常識を超えた出来事に出会うとすんなり入る事は難しいがそういう事もあると気付かさられる優しい話。2巻は登場人物が変わるのかな?購入時期を待っている作品ですが楽しみ。
ヒロがユージンに出会えてよかった
ネタバレ
2023年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロとユージンの関係が深化していく過程が一本調子ではなく、すごく現実的で面白かったです。
でも一番印象に残ったのは、トラウマから解放されるとはどういうことかということを示したところ。

小さいころ、伯母から守ってくれない母親の言動に深く傷ついたが、今は母親が後悔していて伯母から守ろうと決意していることを知ったヒロ。でも、今はまだ母親を責めるか許すかしかできないから、「俺はあの時傷ついた」ってただの事実として話せる日が来たら、その時母に言うと。
責めるも許すもまだとらわれている状態で、ただの事実として=そのことから距離を置いて客観視できる状態=傷ついたことから解放された状態ということでしょうか。
物事に深く囚われている人が一人でそこから抜け出すことは難しく、ヒロがユージンに出会えたことは本当にラッキー。でもユージンが言う通り、ヒロに問題と向き合う力があったからこそ解決の方向に向かうことができた。
まだ完全には解決していませんが、ユージンが側にいたらヒロは大丈夫そう。

後、ヒロが状況が悪化すると思ったらスパッとその場を切った(ユージンに「帰ってくれ」といったシーン)のは大切なことで、見習おうと思った。もう少し相手を思いやった上手な切り方ができたら良いけれど、続けて最悪な状態になるよりまだマシな選択だと思う。人間関係は一度の出来事で決まらないことが多いですし。

トラウマや人間関係について考えされられる、めちゃくちゃ深いお話でした。
ふんわりジワっと
2023年8月21日
*久しぶりのつゆきゆるこ先生作品。
独特のテンポと空気感で波間でたゆたうようにふんわりしてたかと思うと、ふと深みに沈み込んでヒヤッとし、顔を上げて太陽の光の暖かさを感じるところに戻ってホッとして…後からジワっと胸が温まる、そんな感じの作品でした^^
他サイトでは【BL】ジャンルに入ってますけど、シーモアでは【女性】ジャンルなんですね。
それでなんら不思議がない感じの、ブロマンスとさえ言って良いかどうか考えちゃうクラスのヒューマンドラマ系。
ユージンの人柄がとても良かったです!
ヒロの許容出来る他者との距離感は、今後ユージンとの付き合いの中で少しずつ変わっていく気がしますね。
少なくとも、ユージン本人に対しては間違いなく縮まってゆくことでしょう。
そんな2人のアフターストーリーを期待してます^^
(②巻はまた別のコネクタくんと依頼人?のお話っぽいけど)
大好き
2022年12月25日
作家さん買いです。
BL作品で知ったのですが、心温まる作品が多い作家さんで大好きです。
今作も心温まりました。
2巻予告もあったので楽しみです。
凸凹な二人の組み合わせが面白かった。
ネタバレ
2022年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不思議な能力を持って生まれる人が稀にいる世界観。ユージンは人の記憶や感情を共有できて奥底に眠る記憶を掘り起こすことが出来る。そこに噂を聞きつけた尋樹が依頼にやって来る。尋樹は人に触れられるのが苦手で過去に何か原因があるのではと解決の糸口を探していた。コミュ障で人見知りな尋樹と、なんだかんだ尋樹を放っておけない世話焼きなユージンの組み合わせが面白かった。久しぶりに会うとちょっと人見知りが復活しちゃうのがコミュ障あるあるで笑った。そして結香ちゃんとの交流で未知との遭遇状態の尋樹も面白かった。尋樹が思い出した過去や現在の家族との関係もうるっとしちゃう。記憶で見た母親と実際に会った母親の印象がだいぶ変わっているのも印象深かった。大人になって、当時の若かった頃の親を責めることができなくなる気持ちと、だけども当時の傷ついた自分は親を許せそうにないって気持ちに共感してめちゃくちゃしんどかった。
いいね
0件
特殊能力
ネタバレ
2022年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いだったため勝手にBLだと思い込んでおりました。ジャンルは女性マンガになっています。
お話はBL未満かな…と思いましたが当たり前のことでした。笑

コネクタという特殊な能力を持って生まれたユージンが、人に触れられることが苦手な尋輝の記憶をたどり、何故このようになったのか原因を探るストーリーです。
昨今、多様性の言葉通りに色んな人がいて、それをみんな受け入れていこうという世の中にピッタリの作品だなと思いました。
きっと尋輝みたいな人は、敏感過ぎて精神的に疲れるし、尋輝の叔母さんみたいな人は、拒否反応される事が多くて不満を持っていそう。
どちらの人もいて、それぞれ折り合いをつけて受け入れていこうと考えさせられました。
尋輝が、当時の母親ときちんと向き合えたことで少し前向きになれたのはとても良かったです。
2巻の予告もあったので、続きがまた楽しみです。
生きづらさのお話
2022年8月12日
多分小鹿野さんは、いわゆるグレーゾーンの人で、おばさんもグレーゾーンの人。それぞれ生きづらさを抱えている。
しかしおばさんは鈍感力が強いので、繊細な小鹿野さんとその母親は犠牲になってしまった。
これって、その辺に転がっているよくあるお話なんですよね。ただ、それに気づけるか。
鈍感力が強い人は生きやすいけれど、その犠牲になる人々に気付けるかどうかで、きっと人生の豊かさは変わってくる。
そして、グレーゾーンの子供を持つ私は、こういうお話に敏感になってしまう。
こういう繊細なお話を描ける作者はきっと、繊細な人なんだろうなぁ。
いいね
0件
よかった!
2022年8月11日
やさしいお話で、心が温かくなりました。2巻は違う人たちのお話なんですかね??ユージンとヒロの2人が好きだから、この2人をもっと見たいなー!!
ありのままで心を通わす
ネタバレ
2022年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「リンク アンド リング」がとても好きで作家さん買いしました。「リンク アンド リング」の登場人物たちが、ゆっくりじっくり自分たちのペースで関係性を作り上げていくところが好きだったのですが、今作にもそれに通ずるものを感じました。
人と関係を作っていくことの難しさ、面倒臭さ。
相手を理解することなんてそう簡単にはできないし、別に誰とでも打ち解けあわなければならない訳でもない。でも歩み寄ってみて、分かり合えた時にはやはりそこに生まれる何かがある。作者さんは言葉にはできないその情動を描きたいのかなと思いました。

本人も忘れてしまっている記憶を、触れることで共有して見せることができる「コネクタ」の能力を持つユージン。
この能力は相手が心を開いてくれていないと、ノイズが入って上手くいかないというところが面白い。隠された記憶を探るため、二人は関係を深めていくのですが、これがそう簡単には上手くいかない。
時に行き違いながら楽しかったという思いを積み上げていく二人。不器用さも含めて全てが愛おしかったです。疲弊しながらも頑張るヒロに共感したり応援したりしながら読みました。

自分自身を受け入れ、二人なりの形を作り上げたのを見て、理想的な関係なんてない。人と人が出会ったらその数だけそれぞれの関係性がある。お互いが一番心地良い形を見つけられたらそれでいいんだと思えました。
全然上手くできないな、これでいいのかなと悩んでる人への励ましにもなると思います。私も人見知りする方なので救われた思いがしたし、読み終わってとても清々しい気持ちになりました。
人と心通わすのってやっぱりいいなと思える心温まる作品です。
とても好み
2022年5月22日
普段商業BLは読みませんがtwitterで見かけて絵柄が好みでCPが合いそうだったのと続きが気になったので購入しました。次巻は違う組み合わせでしょうか?1巻でこの2人話は完結だとしたら残念です。もっとこの2人こやりとりが読みたい。
やさしいきもちになりました
2022年5月22日
単話から追っていました。女性漫画のくくりですが、ブロマンス。作家さんの優しい雰囲気や気持ちに寄り添った描き方が好きです。こういう作品が女性漫画から作られることの意義を感じつつ、改めて素晴らしい作家さんだなと感じました。読み終えて心が温かくなりました。
心が温まって優しい気持ちになれました。
ネタバレ
2022年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『ストレンジ』の優しい世界観や『リンク アンド リング』の穏やかで優しい恋模様が好きで、作者様買いしました。心が洗われるようで、とても良かったです。

人に触れることで記憶や思考を共有出来る能力を持つユージン。
人に触れられることが苦手な尋輝から、原因となる過去の記憶を探って欲しいと頼まれて…
自分の抱える悩みを、他人に理解してもらうことは容易いことではない事もあると思います。生きづらい時間を過ごして来たんだろうと思う尋輝。
それが原因で人との関わり方も苦手になって、関わり方さえもわからなくなってしまったように思えます。それは、とても寂しくて孤独を味わうようなもので哀しい。
もがいて苦しんで、自分を変えたい、克服したい思いが尋輝を突き動かしたんだと思うと、少しずつでも乗り越えていって欲しいと願わずにはいられませんでした。
そして、前向きに明るいユージンとの出会いが、尋輝の重石を抱えた心を軽くして解放して行ったのが良かったです。
ユージンもまた特殊な能力を持つことで、特殊な目で見られる事は生きづらいに違いない。それでも自分の力で、誰かの力になりたくて尋輝の心に寄り添ってるユージンの優しさがじわじわと心に沁みて、私自身も温かい気持ちになれました。
お互いがそれぞれに認めあって、受け入れて受け入れてもらって、自分がありのままでいられる事がとても素晴らしかったです。当たり前のように、哀しみや喜びを共に分かち合える人がいる事が幸せなのですね。
母に守ってもらって欲しかった幼少期の尋輝。わだかまりが完全に消えたわけではないのでだろうけど、少しは心が救われたように思うし、そこからまた考え方も変わって前に進める気がします。勇気を出して歩み寄れて良かった。ユージンが側に居てくれて良かった。これからも更に絆が深まっていく二人にエールを贈ります。

他社サイトさんではBLマンガジャンルに分類されてますが、恋愛要素の見えないブロマンスで、優しさに包まれる素敵な作品です。シーモアさんでは女性マンガジャンルになってます。
まだ続くようで、違う主人公で描かれるみたいです。また楽しみです!
人に触れることで
ネタバレ
2024年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 記憶や心の声をきくことができる能力をもったユージンに、自分のトラウマを調べてほしいと依頼するヒロ。
距離感や、どうしてなのかを少しずつお互いの距離を縮めつつ、そばにいることで安心できる存在となっていくのが、心温まる感じでよかったです。
いいね
0件
ヒューマンもの‼︎
2023年12月21日
つゆき先生のお話はBLからでしたが、この本は良かった‼︎
先生の描く笑顔がとても好きです。
続きも楽しみにしてます。
いいね
0件
優しい…(1巻拝読)
ネタバレ
2022年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●広告でお見かけして、絵柄から作者さんだと分かり、普段BLばかり読んでますが本作手に取ってみました。こちらの作者さん、BLでも繊細に心の動きを描かれていて、本作も同じような優しい空気に包まれていました。
●人に触れられるのが苦手なヒロ(尋輝)と、人に触れることで記憶や深層心理を引き出す特殊能力を持つ“コネクタ”のユージン。“コネクタ”って名前が付いていれば、どんなに特殊でも世間的には受け入れられてる「個性」ですよね。ヒロの触れられるのが苦手なことだってひとつの「個性」なのに、それは気持ち悪いって言われる…考えさせられます。
●ヒロの感情や過去を丁寧にほどいていく。ユージンはきっかけと勇気をくれた。変われたのはやっぱりヒロ自身の力なのかなと。人にも自分にも優しくありたい…と思わせてくれるお話でした。
●本作はBL要素は完全にゼロで、個人的にはブロマンスという感じもしませんでした。ユージンとヒロ、二人の関係では留まらないなって思ったからです。二人の(というかヒロの)世界はこれからもっと広がっていくような気がする。ユージンも含めて、大勢で笑えているような未来が見える。最初に寄り添ってくれたのがユージンだから、唯一無二の大切な存在ではあるんでしょうけどね。私はBL読みなので…ちょっとだけ物足りなかったです(恥)
●次巻は「10代の“コネクタ”と中年サラリーマン」だそうです。ユージンは明るく寛容な性格だから、“コネクタ”側の苦悩はチラリとしか見せなかったけど、今後そういう部分も描かれていくのかな。ひとつの「個性」として。
コネクタ
2022年6月24日
コネクタの力を持つユージンと、作家の小鹿野の話。すごく心温まる、自分も他人も大切に思えてくる、そんな素晴らしいお話でした。みんな違うから傷つけ合って、傷つけたことにも気づかなかったり見ないフリしたり、人間関係で疲れてしまうけど、でもやはり癒されたりするのも同じ人間関係で。つゆきさんは特に「リンク アンド リング」が大好きで作者買いしました…そしたら本作BLでなかったことに後で気づいてびっくり。BL要素がないはずだ…。BLと思って買ってしまったので、⭐︎も下げてすみません。そうかあ、知ってたら買わなかったかもなー、でもいい話だったから読めて良かった!映画「ヒアアフター」をすぐに思い起こして、あれもこんな風に優しい話だったな…とまた見たくなりました。
コネクタという設定に無理が
ネタバレ
2023年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻はまだブロマンスの香りがしますが2巻はもう完全に友情とかそういうお話で。
ただ、人と接触しただけで、相手の思考や感情が自分に流れ込んできてしまうというのは、ほとんど呪いだなと。
全く裏表がなく何の打算も計算もなく善意しかもってない人間なんてまずいないから、精神の健康を保つためには人と接触しないよう生きていくしかないのではないかという感想しか出てこず。
恋愛も無理でしょうしね。
ということハマりきれませんでした、ごめんなさい。

心許せる友は一人、二人いれば良い
ネタバレ
2023年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ・227P。「エロティクス・インサイド」を読んで、こちらもポチり。特殊能力を持つユージンと、人との接触が生理的に無理な尋輝。過去のトラウマの発端を、ユージンの特殊能力を使い紐解いていく。他者との距離感や、常識、感覚の違いは人それぞれ、押し付けるものでは無いと優しく説いてくれるストーリーです。面白かったですが、割とあっさりでした。多分、ユージンにとってカフェのオーナーだけが心許せる人となったきっかけなりが描かれていたら違ったかもしれません。読後感は優しい気持ちになりますが、心に響くとまではなりませんでした。
BL感はゼロ。カテゴリー間違ってない??
2023年2月4日
不思議な力を持った主人公と、子供のころから人に触れられる事が苦手で、それを馬鹿にされた過去のトラウマでさらに自己肯定感が低くなった人の話。1巻では全くBL要素なく、これからもそういう雰囲気になるのかすら謎。カテゴリー間違ってないよね?と不安になる。内容的にも見せ方的にも悪くないんだけど、今のところただのヒューマンドラマだし、なによりトラウマっていうトラウマが個人的には弱すぎた。よっぽど幸せな子供時代を送ってた人には彼の辛さがわかるのかも???え?世の中ってそんなに優しいの???だとしたら私は物心がついた時から地獄みたいな人生歩んでるわ。。。とりあえずカテゴリー間違ってるみたいなこの漫画はヒューマンドラマ見たい人だけにおすすめします。
作家買い
ネタバレ
2022年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『home』が好きなのでこちらの作品も購入しました。
他人に触れることでその人の本心が解る能力のある人が、繊細で他人との接触を苦手とする人の悩みを一緒に解決してゆく物語でした。
個人的には、あまりピンとこなくて…少し今の状況が変わった時に読むと違う感想が生まれるのでは?という感じです。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!