作品としての質はかなり高いと思います。
だだし、実際の女風ユーザーとしては、これを読んだ男性が軽い気持ちで夢見てセラピストに応募してきたら怖いなと言う気持ちになりました。
初回からノリノリで、指名なしで予約してくるドえろいお客さんなんてほとんど存在しないと思います。
みんな悩みに悩んで最初は何度も何度もHPを読み込んで予約するし、セラピ選びだけで数ヶ月決心がつかないとかザラだと思います。そしてユーザーのほとんどは30代、40代で、50代も多くて、セラピさんに聞くところによると、最高で70代の女性を接客したことのあるかたも結構いらっしゃいました。もちろんそれを、「キツかった体験」として語ることなど無く、私が聞いたからサラリと答えてくださった感じです。
スタイルや肌質、容姿に悩んで、たくさん男性に傷つけられてしまって、悩み抜いて女風を使い始める人のリアルな様子も描いて欲しかったなと思います。青年誌じゃ需要ないと思いますが……
背が低く幼顔で接客が固い感じのセラピストが主役なところも、男性向けだと思いました。
リアルユーザーとしては、「あー世間での女風ユーザーのイメージはこういうふうなんだな」と、わかっていたことではありましたが、改めて女風ユーザーであることは知り合いの男性には知られてはいけないのだということを思い知りました。