昔、TVでマサイ族が日本にやって来た〜みたいな番組があって笑いながら見てた事を思い出しました。今思えば随分下衆な番組だったなぁと思うけど、下衆なのは何より喜んで見てた子供の私だったんだろう。
勉強するということは自分のモノサシを伸ばしていくこと。そのモノサシは教育と呼ばれ、世界中で男女関係なく均等に与えられることはもちろん理想ですが、どの国の少女達も懸命に生きていく上で選んだ(または選ばされている)今の道を、外側から長く正しいモノサシを使って、簡単に否定したり訂正したり出来る類いのものではないのです。そこが難しい。
私は火傷したおばあさんを同情する気持ちにはなれなかった。それどころかその逞しさと頑固さと彼女の生き方に、人としても女性としても、最大限の敬意を払いたいと思った。