ネタバレ・感想あり緑の歌 - 収集群風 -のレビュー

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在りし日の
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ リアルに今若い人も、もう既に若くはない人も、自分の在りし日の一時代を懐古できる、歌のような詩のような素敵な作品です。
主人公の繊細なリュとお姉さんのようなルナの関係が良いですね。ずっと見守りたくなる、優しい気持ちにしてもらえますね。80年代の少年漫画(青春物)を彷彿する作画ですね。
純粋さとほろ苦さと
2024年1月22日
台湾のある女子大生の日常と、音楽と、恋の物語――。

作者様、台湾のイラストレーターということで、導入部分のカラー絵など、見惚れるほど絵が綺麗。1コマ1コマがアート。作画コストがヤバそう。

ずっと主人公のモノローグが続くので、マンガというか私小説に絵がついてる感じ…
1巻はいまいちハマれず。。

でも2巻から物語が動き出し、ぐっと面白く感じました。
彼らの若さに少し苛立ちを感じもしたけれど 、ラストがよかった。
読後感は良かったですが、この作品は読み手によって好みが分かれるかも。。

どこか懐かしい台湾の街並み、誰もいない真夜中の道路、70年代のポップシーン…全てがエモい。
純粋さと、ほろ苦さと。諦念と希望と。
面白かったかと問われると正直微妙なのですが、 不思議と胸に残る作品。
エモい作品を静かに読みたい気分のときにオススメです。
漫画は文化と感じさせてくれる作品
2023年9月18日
台湾の方が描かれた自伝的漫画。台湾のこと、台北のことが丁寧な描写で綴られていて異国情緒を味わえる。海外の漫画の中には登場人物を日本名に直したり、背景を差し替えたりする作品もあるが、個人的にはちょっと残念。神は細部に宿るのかも・・。
繊細な心の描写とリアルな画✨
ネタバレ
2022年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ たまたま目に留まって・・表紙のレトロ感がいいですよね(^^
6/7まで立ち読み増量中でたっぷり読めます♪
台湾在住の作家さん・・だそうです。とても繊細な画でリアル!最初のカラー画も圧巻でした!このまま額に入れて飾りたいくらい(^^
台湾で暮らす、どちらかというと素朴な雰囲気の高校生:緑(リュ)の、何気ない日常を描いています。日本の音楽や、小説や、映画・・・様々な芸術に触れ、感化されて形作られていくリュの日々の、その十代ならではの繊細な内面までもリアルに表現されていて・・・まるで実在の人物の生活を、透明人間になって覗き見ているような不思議な気持ちになります。
ただなんでしょう・・・私にはリュが眩しすぎて・・・はにかみがちなリュの、肉感的な身体にエロティシズムを感じてしまって、どうしても邪な気持ちになってしまう(^^;
いや、全然健全なお話しなんですよ!普通の高校生が、ちょっぴり影を落とすような事があって、海に近い地元を離れたくて都会の大学に進み、色んなものに影響を受けて成長し、そして恋を知っていく・・・っていう、純文学的なお話しなんですけど(^^;なんか純粋な目で見れなかったわ~・・・曇った瞳で読んではいけない作品・・と思います(^^;
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作家名: 高妍
ジャンル: 青年マンガ 恋愛
出版社: KADOKAWA