ネタバレ・感想ありダンテ神曲のレビュー

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視る神曲
ネタバレ
2025年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ダンテ『神曲』の漫画化は、まさに地獄・煉獄・天国を視覚の饗宴として蘇らせた奇跡
原作の詩的荘厳さを損なうことなく、コマ割りと構図で読者を異界へと誘う手腕は圧巻!
とりわけ地獄篇の描写は、罪と罰の象徴性を克明に表現し、まるで読者自身がダンテと共に旅するかのような臨場感がある
煉獄篇では精神的浄化の過程が静謐かつ緻密に描かれ、読後に深い余韻を残す
天国篇の輝きは抽象の限界に挑んだ芸術的高み

全体を通じて、絵と詞が融合した“視る神曲”とも呼ぶべき作品に仕上がっている
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神曲の永井豪版
ネタバレ
2025年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名高い古典を、永井先生が漫画化していました。
かなり噛み砕いてくれているけれど、非キリスト教徒には理解し難いところがあります。
作中のダンテが悩んでいた通り、神罰は過酷過ぎると思いましたが、ダンテは人間の自由意思を認めていたようです。
神の操り人形ではなく自分の意思で行動を選べるからこそ、悪をなした人間への罰は厳しいのでしょう。
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漫画ではなく絵画
2024年3月13日
絵の一つ一つがまるで絵画のようにひきこまれます。
書き込まれた絵とは対照的にストーリーは非常に分かりやすくシンプル。ダンテの時代の倫理観と現代の倫理観のすり合わせを永井先生がしてくださっているので、違和感なくサクサク読めました。
永井豪先生の原点
2023年2月22日
後書きを読むと、神曲は永井豪先生の創作の原点のように思われます。原作をそのまま描くのではなく永井豪先生の解釈を加えていることと、当然ですがテルツァ・リーマの独特なテンポや空気感を漫画で表現することはできないこととで、原作ファンの方は好き嫌いが分かれるかも知れません。ただ、デビルマンが好きな方は、更に深みが増すと思うので是非ご一読ください。
デビルマン
2022年9月19日
世界史に残る名作『神曲』を漫画化した作品。
永井豪先生の最高傑作デビルマンに影響与えた作品。
とても面白いです
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