異世界転生もの。
コレクターならあるあるわかると言いたくなるような内容の作品で、素材集めに情熱を注ぐタイプの主人公がさまざまな素材を集めつついろいろな人間と知り合う形で行動範囲を広げ、結果的に冒険の舞台が広がっていくというようなストーリー。
主人公の性格が嫌味ではなく、読みながら苦笑いしつつも言いたいこと/やりたいことがわかるわ~と思わず言ってしまう。コレクター系の友人のゲームプレイを横で見ているような感じか。
絵はメリハリもきいているし様々な素材アイテムを描き分けているあたり、上手な方に入る。ストーリーにもよく似合う絵だと素直に思う。
残念なのが費用対効果。一巻表紙・目次類込みで130ページほどのため、あまりストーリーが進まないことも含め、この値段は正直高いと感じる。4巻からは値上がりして他社の160ページ以上ある漫画と大差ない(下手をするとそれより高い)価格となっているため、一層その傾向が強い。
数巻まとめて買う際に値引きされるクーポンがあるときに購入するぐらいでちょうどよいかもしれない。
ハラハラドキドキという作品ではないが、内容は面白いので余裕がある人は購入してみてもよいのではないだろうか。