高齢の母がコロナ禍の中外科手術をしました。今まで当たり前に様子を見に行けたのに、オペも主治医からの連絡待ち、母とは携帯電話のみで、カンファレンスの時以外は面会出来ませんでした。コロナでもなく命に関わる病でもなかったですが様子を見られないのはやはり不安でした。母の入院した病院は感染者受け入れ指定病院だった為、ルールも徹底していました。私は滅多に病院へ行く事はなく、たまに荷物を届けるだけで病棟に入る事もなかったのでわかりませんが、きっとペルソナの様な凄まじさだったのでしょうね。私も子が3人おりますが、コロナ禍中一番下が高校生だったので、小さなお子さんや赤ちゃん、妊婦さんほどの不安はなかったです。
Twitterではワクチン、マスクに関して医師同士が違う見解だったり、TVを見ても何を信じて良いのかわからない程情報が錯綜してる中、医療従事者の皆様も未知のウイルスにどう対応すれば良いのか手探り状態だったと思います。陽性の方も、ましてや妊婦の方もそれに対応するスタッフもさぞかし怖かったでしょう。そして孤独だったと思います。幸い母は医師、看護師の方々に本当に良くして頂いたようで、退院時に退院するのが寂しいと涙を流すくらいでした。
完全に終息した訳ではないですが、色々な事が緩和されてきました。コロナ禍真っ只中のように医療従事者と患者が本来の疾患以上の不安やストレスから解放され、安心して治療に専念出来る環境に戻ることを願って止みません。そして、家族の支えは癒しになると思います。1人で不安と対峙するのは恐怖ですから。
幸い母は約3ヶ月の入院、リハビリを経て経過も良好でコロナに感染する事なく退院後も元気に生活しております。医療従事者の皆様には感謝で一杯です。