まず最初に書いておきたいのは読む分にはかなりオススメ出来る部類の作品だということ
序盤は少し回りくどさや独創性の無さが目立ってしまい微妙な印象を与えやすくなっているが
この作品の目玉は変顔が出だした辺りのコミカルなギャグだと思う
少々品性に欠けるネタもあるがとっつき難い系のキャラ達が生き生きとし始めるので物語に色が出てくる
もしもこのしょうもないやり取りが無かったらこの作品はつまらないの一言で終わるだろう
と言うのもギャグとは別のシリアスパートがイマイチなのだ
正確には戦闘パートが微妙
内容もさることながらそれを表現する画力や構成力が不足している
読んでいても展開がよく分からなくなるシーンが多いしキャラの立ち位置とか例えば空中戦でも今どれくらいの高さで戦っているのかとか味方から見てどの位置にいるのかとか分かりやすくする手法が全く無いから場面ごとに何をしているのかが分かり難い
地上で戦ってる味方の視点を取り入れて場面を描けば最後に主人公が落ちるシーンでどれくらい猶予があるのかとか想像できたりするのにとか考えてしまう
他にも場面の構成が下手なせいで会話が支離滅裂になってしまって読んでいても?ってなる
変顔ありのギャグパートが原作のキャラの魅力を底上げしていると言う良い点と
構成や戦闘シーンの技術不足が原作の味を落としていると言う悪い点を総合して評価は3って感じです
お話自体はスローライフがしたいのか政治に関わるのかハッキリしないとちょっと判断できない感じ
あとは研究パートも挟んだ方が戦闘パートになっていきなりオーバーテクノロジーがホイホイと飛び出すより自然な気がします
ロングライフルでゴルゴ出来る腕とか説明不足過ぎるし