よくある義兄と義妹の不仲から悲劇にいたり、転生して…の物語ではあります。ファンタジーなので作家がリアリティを考えなくて良いので何でもありなので、好き嫌い分かれるかと思いますがそう言う流れが嫌いじゃない方にはそんなに違和感がないかと思います。
イラストは早い線で描いたようなこなれた感じで癖が強く、好き嫌い分かれると思いますが義兄のよく解らない性格・荒い気性を表すのにはとても向いている気がしました。
「ある日お姫様になってしま…」の物語や、「緑陰の…」が好きな方は好きなタイプの物語ではないでしょうか。
星一つ少なく評価したのは第1巻にある、メイドの冤罪の話が多少納得いかなかったからです。ビジョンは主人公にしか見えていないのか、皆に見えているのかが表現ではわかりにくくもしも主人公にしか見えてないのであれば、例え正解だったとしてもそれは納得できかねるのでは…と過ぎった部分があったからです。