話の展開は良い意味でよくある純愛がゆえのすれ違い。
すれ違いは多々ありますが、あまり悲しいことも起きないため、比較的安心して読んでいけます。
絵柄は好き嫌いがあるので横においておくとして(それでもスープの器が大きすぎない?とかありますが)、気になったのは主人公の言葉遣い。
貴族が「ごめんなさいですわ」というのは、さすがにおかしい。ですわをつければ上品だと思ってるのか…!?とこちらとしては思わずつっこんでしまうが、話の中で話題になっていないし、多分ネタでなはいのだろう。
他にもちょいちょい、このレベルで主人公の言い回しが気になります。
いくら社交に慣れていない設定でも、8歳から十年近くもきちんとした教育を受けてきた設定なのですし、せめて「遠慮させてください」とか、もう少しどうにかならなかったのか…。
登場人物は誰もが優しく、人格的で、主人公に対する理不尽な態度などはありません。
多少、下世話な話はありますが、昨今少女漫画も、これ未成年向けで良いのか?的な展開がありますし、それを考えると遥かに軽い方です。
読み口も軽く、分かりやすいのは良い点だと思いました。
あまり深く考え込まずに読むのが良さそう。