1巻のギャグテイスト強めな冒頭はまったく馴染めず、高評価に釣られて読み始めた事を後悔していました。
ゲームの世界の主要キャラである第一王子に転生して、前世の記憶から推しであった悪役令嬢を救うと決めた動機も少し薄いと感じていました。
けれど、ゲームでの、覚えている限りの悪い影響のイベントなりシナリオは全て潰してヒロインを守ってきたものの、ストーリーは確実に変化していて、思いもかけない展開になっていく中奮闘する王子は健気。そして一途。
顔芸というか、争って顔をつかみ上げる描写等は突き抜けていて絵師さま上手いです!
ゲームでのヒロイン、本作での対峙する悪役が役柄に徹して悪いヤツなのも良かったです。
この悪役が登場する1巻終わりから俄然面白くなってきました。
よくまとまった3巻でした。