縦読みで読みにくくはありますが、転生系や時間巻き戻り系の主人公に共通の堂々とした性格で、立ち回りが賢くさばさばした主人公の物語です。気持ちよく読めます。エロはほぼ皆無ですので、「溺愛」という言葉にソレを期待するとガッカリするかもしれません。
また、ちょっと溺愛と言う言葉が突然発生するには無理やりすぎるのではないか～・・という展開も二人の出逢いあたりにチョイチョイあります。
何故公爵は出逢って間もない彼女に対してそんな急にめろめろ対応になるの？。と思ってしまう人は多いかも。それをスルーできれば（後から転生物にありがちで辻褄合うのかも）ほのぼのしており癒やされるなぁ…と思えるかと思います。
現在主人公の元夫と現夫の二人の関係が主人公を巡ってどろどろしい展開で第一話から読み進めていくと、あんなに明るくてのんきだったオリビアが前夫出現のせいで痛々しくなっていっており不憫でなりません。
…でしたが。皇帝が豹変し始めて大公となったイアンが遠方へ旅立ち登場しなくなったあたりから、だんだん物語の失速度合いがひどくなってしまい面白くなくなってきました。
最近はどうでもよくなりつつあります。
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