ネタバレ・感想ありまれびと親指姫のレビュー

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「絵空事」でないファンタジー。面白かった
2025年10月24日
1巻204、2・3巻186ページ。
この作者さんの良いところがいい具合に出て、最後までスッキリとっても面白かったです。
「魔王」の方にスポットを当たら、もっと壮大な物語になったかなと思います。が、そちらを物語の背景側に置いたことで、風呂敷は広がり過ぎず屋台骨はしっかりという、個人的に理想的な仕上がり。世界観を過度に説明せず「その世界の当たり前のこと」として扱いつつも、読者に対しての情報開示は必要な分はちゃんとしてある。ベテランの匙加減。サブキャラクターもそれぞれにイキイキしています。
キャラクターの感情にわざとらしさがなくてけっこう現実的、その「絵空事」じゃない実在感が、ファンタジーな世界観の支えになっています。もうね、クライマックスが「ドラマチックに感動的」じゃなかったのが、ものすごく良かったです。
地に足を付けて、自分にできることを、一歩ずつ。理不尽な状況でも人は必ず誰かと出会い、そして自分の生きる方向を決める。「生きる」ことを考えた物語でした。
アンデルセンの『親指姫』も下地として取り入れられており、幼少期にモグラの扱いが不満だった私は満足です。

最高だったのは女王。「ウソをついたら死ぬ」という条件のもとに生きている、自分に正直に天真爛漫な、傍迷惑で魅力的な彼女。鮮やかな母親ぶりでほんと最高だったので、ぜひ読んでほしいです。

主人公の少女の特殊浄化能力があまり絡まなかったのだけは惜しい。けどそれはまあ、そういうこともあるってくらいで。
不思議〜
2024年3月4日
2巻まで読みました。まだ序盤で今からいろんなことが起きてわかっていくんだろうけど。それでも世界観に引き込まれて、なんだか頭がふわふわしています。。
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好きです。
2024年1月21日
あいかわらずのなるしまワールド。
不思議で、やさしくて、せつなくて、残酷な、この世界観がずっと好きです。
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世界に入り込めなくても
ネタバレ
2023年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み進めたいと思うこの引力はなんなんでしょうね。この作品も、ふと読み返しては少しづつ心に染み渡ってゆくのだろうと期待せずにはいられません。まだ語れるほど読み込んではいませんが、シリアスなようで呑気な面々、いや、人死ぬし呑気とか言ってる場合じゃないけど、不思議に取り込まれていくのですよ。
なるしま先生節、ご健在
2023年5月27日
なるしま先生節、ご健在です。魔法士とか幻獣とかプラネットラダーとか、昔なるしま先生の漫画にハマった方には是非おすすめしたいです。

共同生活を営むことになった主人公のふたり(ぼんやりした性格の苦労人×芯の強い頑張り屋の可愛い女の子)のほのかなラブにキュンとして、独特の世界観にワクワクします!
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