ネタバレ・感想あり深い青が広がっている 合冊版のレビュー

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迷ってるなら是非読んで
ネタバレ
2024年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男同士で致す場面があるので、BLというジャンルなのかもしれないけど、ジャンル変えた方が読まれる気がする。

BLだと、私はどうしてもキャラの顔が重要で、そこに身が入らないとなかなか読む体制に入らないので、この本の存在は認知してたけど、開くまでにだいぶ時間がかかった。

読んでよかった。淡々とした絵で淡々と描かれてますが、途中、あまりにキツくて目を背けたくなった。
私にそんな権利はないのに、佐島を思って泣きたくなった。
実の親から性的搾取の対象として利用されるだけでなく、産まなきゃよかっただの、お前は本当に愛されない奴だの、早く1人で生きていけと厄介扱いされて、自分の体を売るしかなく、誰にも頼ることもできず…。

佐島に、他にどんな選択肢があったんでしょうね?
幸せになって欲しいなんて簡単に思えなかったし、助けたい、でもどうしたらいいかも答えは出なかった。

ただ、現実を知りました。
現実に対して、私は何もできないんだ、と知りました。

生きている限り望みはあると信じたい。
佐島にも生きていてよかった、生まれて来て良かったと思える瞬間が少しでもあって欲しい。
けれど、それすらも泡と消えそうなほどに、現実を突きつけられた無力感におそわれました。

でも続きが読みたいです。
続きが気になる
2024年1月10日
絵の雰囲気が好きだったので購入しました。
ホラーみたいな感じかな~なんて想像してたら、まさかこんな悲しいストーリーだと思わず、切ないです。
誰にも助けてと言えないって、自分の頭の中で無理矢理物事を完結させて、自分に言い聞かせて、一人で生きてきたからこそ、そもそも誰かに頼る発想すら秋平にはなかったろうな。誰かに助けを求めていればなんて、都合の良い大人の発想だろうな。ニュースを観てても現実にこんな親が実際いるんだから生々しかったです。この先どうなるか気になるけど、秋平の幸せな姿が見たいです!
ツライけど読むのを止められないです
2024年1月3日
秋平の身の上がもう本当ツライです。ツライとしか言えないけど亮太と一緒に目を背けずに向き合っていきたい。電書バト出版には私の読みたかった作品がある!電子書籍化発売して下さり有難うございます。この作品の続き(ありますよね!!)楽しみにしてます!
読み放題でも\(^o^)/
2023年10月29日
読み放題で分冊版が更新されるたびに、読み直しをしていた作品。ですから、合冊版が出たなら買うのは当然。岩明先生風の作画をBLに持ってくるのもクール?、シュール? 出版元が電書バトなのも好感、応援します。
2巻早く出てくれ…
2023年9月22日
続きが最高に気になるお話。問題のある家庭のリアリティーが凄まじく、そんな状態の中にいる恋人を上手く受け止められない主人公の描写もお見事です。あっという間にお話に引き込まれました。2巻でたら迷わず買います。
苦し過ぎる内容、絵のせいか淡々と読めた
ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ヤンデレ」ジャンルのものを読むのは初かもしれませんが、BLぽくない絵で淡々と一気に読んでしまいました。幼い頃から、ティーンになっても、家から出たいような現実でも、子供にはどうすることもできない。母親が男を連れ込んで子どもが苦しむ描写は大っ嫌いですが、続きが分冊版で読めると知って安堵しました。最後まで見届けたいです。青年漫画を読み慣れている方は、割と読みやすいのではないかと思いました。追記(2/16)2巻読了、起こるべくして起こってしまったとしか…悲しい。秋平の母親がクズ過ぎて、奥歯ギリギリする。どうか救いのある結末をお願いします😌
苦しい
2023年6月6日
ずっと胸がざわつきながら、合冊版(10話分)読みました。つ、続くのですね、、、今のところ16話まで出ているのですね、、、そしてまだ連載中なのですね、、、一旦休憩を、メンタル立て直して続きを読みます。ただ、どうかどうか、秋平が生きてて良かったと思える日が描かれますよう。。。
目を背けないでほしい。
2023年6月6日
現実にもある事だと思う。悲愴。貧困や家庭による困難とBL。BLというより、片田舎のリアルな貧困とゲイの話かも。私は、こういう現実は非常に身近な育ちなので慣れ親しんだ空気だけど、亮太のような普通の家庭育ちなら読むのもツラいだろうと思う。秋平のような環境に対してできることは何もないけど、こういう現実があると『知る』事、『関心を持つ』事を止めないでほしい。何もできない外野にできる唯一の事だから。普通の人から見たら、亮太のいう『かわいそうな』現実から目を背けずに知ってほしい。そして、勇気と準備が整って、助けを求められたら手をさしのべてほしい。秋平と亮太の未来に幸あれ。技術的な面について、コマ割りに派手さはないけど、見づらさや戸惑うことはなく、ベーシックで好ましいです。作画は、表情や顔にぎこちなさはありますが、体や全体像を描くのが上手いので私は気になりませんでした。作者さんが漫画に対して真摯に取り組んでるのか、巻を追うごとに上達する様が解る。
憐れまれたくない少年が痛々しい
ネタバレ
2023年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵の雰囲気もあって重くて暗くて辛い。部屋の片隅で丸くなって爪を噛んでるシーンが痛々しい。人に可哀想と思われたくない自分を憐れみたくない秋平、救われてほしいと思って読んでたら続く…でした。秋平が語った大人になったらたいこととタイトル、やな方にいかないでほしいなあ。
内容は重く深いのだけど
ネタバレ
2024年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最近、某先生のレビューをした直後にこちらを見かけてしまい、目を疑いましたよ…
ええと、これはさすがに影響うけすぎでは…
話も練られているだけに複雑な気持ちになりました。絵が激似すぎて、印象的なコマ=あの作品のあの場面…となってしまう。
漫画家さんは誰しも真似から入るのだとは思うので、ここから個性に変えられるかが同人と商業の分かれ道かなと思います。ただ相手作者様にもファンがいることも忘れないでほしいな。
ストーリーは暗く救いがないです。2巻で完結なら、これは社会問題を訴えたい話なのかな。
伝えたい強い思いがあるなら尚更……きりがないので感想はここで終わります。
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作家名: 汐夏生流
ジャンル: BLマンガ
出版社: 電書バト