出版社アプリで連載を追っていますがどうしても読み返したくなるので購入しました。
この作品の主軸は2つあって、ひとつはレシピ・料理漫画、もうひとつはキャラクターの物語です。
レシピ軸では、全く料理をしない科学の先生が、科学を使って料理をわかりやすく教えてくれます。なんでオムライスのたまごが固くなっちゃうのか、どうして家で作る野菜炒めはべちゃっとするのかなど、日ごろ料理をするにあたっての「なぜ」を科学で説明してくれます。漫画で追いながらレシピ描写もあり、これを読んでから唐揚げ作りのハードルが低くなりました。
この作品の魅力は料理にとどまらず、キャラクターごとの物語があることです。
主人公千秋くんの弟妹・親との関係、猫村先生の記憶の家族、大人と子供の関わり。
読んでいてきゅうっと胸が締め付けられたり、とてもあたたかい気持ちになります。