ネタバレ・感想ありホラー シルキー 誰か―STRANGER―のレビュー

(4.5) 4件
(5)
2件
(4)
2件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
悲しさと切なさと
ネタバレ
2024年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 那須先生の初期の作品(デビュー作?)ですが、後の「ここはグリーンウッド」にも繋がる、いかにも那須先生らしい独特の優しさやユーモア、その陰にある密やかな悲しみを感じさせます。結実ちゃんの孤独や寂しさ、そして後悔の気持ちを思うと、なんとも悲しく切なくなります。この後、開かずの部屋に縛られたまま、彼女は何を思いながら過ごすのでしょうか。あー切ない(泣)。
いいね
0件
大人になって読むと、ゾッと感倍増した?
ネタバレ
2023年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品と出会ったのは10代の頃。最近ふと数十年ぶりに読みたくなって購入しました。絵柄は確かに古さを感じるものの、白泉社系作家さんの絵なので時代を経てもとても読みやすいです。

お話の内容は、子どもの頃は「友情物語」という感覚が強く、『怖くない。ホラーじゃない』と思っていました。でも大人になって読み返すと、ちゃんと怖い。自分自身が大人になって人間のドロッとした部分を知ったからこそ味わえる、静かな怖さかなと思いました。読解力の問題もあるかと思うけど。

そして読後、「現代のいじめはこの作品の当時よりえげつないものになってしまった」と感じて悲しくなってしまいました。
いいね
0件
一人増えた
ネタバレ
2023年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「11人いる!」的なお話。
3人で霊を呼び出す遊びしていて電気付けたら4人になっていたというお話。
しかし誰が増えたのかわからない、4人の顔も名前もわかっている。
自分幽霊なのでは?という不安も…
結局首吊りした寮生だったのか…
いいね
0件
疑心暗鬼
2023年3月25日
1984年の投稿作品の模様。43P。単行本の「ここはグリーン・ウッド」1巻に収録。女子寮でかおるたち三人は肝試し遊びをしていたら一人増えていた?!しかも皆知った顔。かおる、結美、涼子、乃梨の誰が四人目なのか。
曖昧な記憶に疑心暗鬼でギスギスするも、最後にパーっと遊んで解決!四人目の"誰か"も無事成仏できるかも?初期作品なので絵柄は古いですが、作者の片鱗を感じさせる話でした。
レビューをシェアしよう!
作家名: 那州雪絵
ジャンル: 女性マンガ ホラー
出版社: 白泉社