このお話を読んで、私はアイドルものに「禁断の恋」を求めているんだなということに気づきました。アイドルとファンがパートナーになるなんて絶対にダメでしょ!でもわかってるけど止められない……!みたいなテンプレはこのお話には一切ないです。あっさりパートナーになって、あっさり性的な関係になって、なんで最後までしてくれないの?と悩んで一山あるかと思いきや次に会ったときにあっさり~という感じで、あらすじに書いてあることが一番の山場でした。当て馬や過度に目立つサブキャラが出てこず、ふたりの世界だけで進むお話は好きなので、せめてもう少しキャラの心の動きや葛藤や成長が感じられたらなと残念に思いました。DomSubというよりSM色が強めです。コマンドが全部日本語なのはすごくよかったです!突然、GoodBoy! とかSay! とか言われるとちょっとスンとなってしまうんですよね。セイセイセイ!ってならないですか?ならないかな?絵もマンガも丁寧に描かれていて好感がもてました。このお話はちょっと物足りなかったのですが作者さんの他のお話も読んでみたいです。