小冊子漫画は、イブ視点。事後の様子が見られるおまけで、イブがゴズを大切にしているな〜ってほんわか気分。
通常版との差額300pt。やっぱりちょっと割高だよな……というわけで、小冊子は星4つ。
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本編は星5つ。
学園編が終了して、新たにユニコーンが登場するところまで。
カロンの処遇とかはずいぶん都合良くまとまってしまった感はありますが、学園ドラマにはああいうキレイな都合の良さも悪くない。
さて、今まで、ずっとゴズが臆病さや照れを隠してる部分を感じるようなにぎやかエロシーンでしたが、今回、やっとゴズも仮面がひとつ外れたな……という印象で感慨深い。ゴズ、本来は繊細なタイプだと思うし、一番落ち着くのは無言でいられる時間だったりしない?って思っているので、穏やかに幸せになってほしいなと(まあ当分ムリではあるけど)願っています。
一方、イブの根っからの「魔王」っぷりも良かったです。ゴズと一緒に「かっけー!」ってなっちゃう。力こそ全て!そして、ゴズの「暴力」に関する言葉が、きれいごとで生きてこられなかった哀愁も感じられて好きです……決して暴力全肯定してるわけではないと思う訳ですよ。
笑っちゃったりエロかったり少しジンとしたりと感情の起伏激しいこの作品、続きも楽しみです。
BLの添えものとしてのファンタジーじゃない、ファンタジーの味付けとしてのBLじゃない、「BLも!異世界ファンタジーも!」という欲張り二本柱がしっかりしているのが、ほんと良いです。