ネタバレ・感想あり新版 超訳百人一首 うた恋い。のレビュー

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千年の時を超えて
2024年7月14日
島で教えてもらった作品。
かるたでおなじみ、百人一首を超訳したコミック。
百人一首の和歌がどういった経緯で詠まれたのかが、歌ごとに紹介されています。

結婚と仕事の間で悩んだり、魔性の女に翻弄されたり、上からの命令でグダグダの仕事をさせられたり……千年前だろうと、貴族であろうと、人の想いって変わらないものなんだな…と。この作品を読んで和歌にすごく親近感を持つようになりました。

この作品、1巻ごとにきり良く終わっています。
3巻までは平安時代も現代も、実はそんなに変わらないのかも…と思っていたけれど、4巻…やっぱり平安時代って、現代の私にはトンデモ世界だった。。

現代では計り知れない事情の中で詠まれた言葉に、今よりずっと深い意味が込められていたことを知る。

いや〜、見事でした。
こちらの作品、通常版とフルカラー版があって、フルカラー版は加筆され、未収録の話も入っているみたい。
通常版は7/17まで1巻が半額セール中。1巻は全和歌に超訳がついていて、1巻だけでもすごい満足感。オススメです
生きた証を残してくれてありがとう
2024年4月18日
4巻まで読破して感じたことは「はぁ…美しい。尊い命と心」です。うた恋が出版された当時、私は学生で1巻を読んだ感想は百人一首を楽しく学べるアイテムとしての価値を感じるだけでした。でも大人になった今、和歌を残していった人々の生きた感情を見れてる喜びを知りました。何者にもなれないと嘆くより上手に話せないと悩むよりも、本当に何を自分は感じているのか何を伝えたくなるのかを大切にしたいと思いました。この作品は素敵にまとめられていると思います。フルカラーもいいですが、メッセージに没頭したいなら白黒(数ページカラー)がおすすめです。あと、絵がイケメン…
断然、清少納言推し!!
2024年2月25日
戯れの中に本心を潜ませる、恋は何をもって成就とするか、真剣に想い、想われたなら成就。3巻読むと清少納言、好きになっちゃいます〜実方も行成も好きだ〜4巻の篁&比右子、忠岑&満子〜いや、もう、みんな、どのCPも好きだ!
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作家名: 杉田圭 / 渡部泰明
ジャンル: 女性マンガ 歴史
出版社: KADOKAWA