ネタバレ・感想あり発達障害なわたしたちのレビュー

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非常に勉強になった
ネタバレ
2024年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ フィーヤンの名物編集者のK成さんが出てくる別作品を読んだことがあり、そちらは食べ放題系のコミックだったので、K成さんの大食いっぷりと漫画家さんたちとの交流を楽しむことができました。
以前にコミックニュースでフィーヤン編集部の責任者の方のインタビューがあり、そこでもK成さんの話題が出ていたので、実際の彼女は作中以上に有能な方だと思います。
そんな優秀な編集者でも発達障害と診断されることには少し驚きました。その一方で「たしかに自分の周りにもそういう雰囲気の人は多いな」とも感じます。
作中では人口の7~8%くらいが発達障害とのことですが、私の実感では20~30%くらいに思います。
この作品では発達障害の人たちの考えが描かれていましたが、逆にその周りの人たちにもコメントがほしかったです。
発達障害の人が「これはできません」といえる環境は素晴らしく、それに協力する周囲の人たちは対応力が優れていると思います。
ただ、それはお互いに恵まれている状態であり、一方が「これはできない」「他の人にお任せします」となれば、代わりにそれを引き受けざるを得ない人が出てきて、負担の平等性に欠けるパターンもあるのではないかと。
できない、やらないことを許容される人がいる中、いわゆる一般的な人に仕事が集中した場合、今度はその一般的な人がバランスを崩すと思います。
一般的な人が「これはできません」という場合、発達障害の人がどのように受け入れるか、逆のパターンもぜひ読んでみたかったです。
わたしも
2023年12月25日
わたしもADHD持ちですが、共感の嵐です。
すごくわかりやすいし、読みやすい。
発達障害についての現代の教科書です。
これわかりやすくていい
2023年12月19日
結局困りごとが解決はしないんだけど。同僚のこういうところがもしかして…というのがわかって、任せる仕事の範囲を絞れる職場の体制に変えたらいいっていうのは目が鱗でした。現実として難しいところもあるけど。普通に職場に行きたくなくなっていたので、未来に希望が持てた。
この作品を読んで受診を決めました
2023年10月8日
現在編集者をしていて、K成さんのエピソードがあるある過ぎました。10年以上前に、人間関係で悩んで大学のカウンセリングセンターに通い「発達障害かもね」「アスペルガーじゃない?」と言われていましたが、はっきりと診断を受けないまま生きてきました。この作品を機に医療機関にかかってみようと思ったら、口コミの良いところはどこも一杯で初診予約ができず、悪評高いところしか予約が取れませんでした笑
ひとまず行ってみて、合わなければ別の所を探そうと思いますが、軽度のADHD専門のクリニックなどがもう少しできると良いなと思いますね。
素晴らしい事例集
2023年9月9日
発達障害によって起こる困りごとや、過去の事例が丁寧にまとめられていて、自分にとってとても有益な一冊でした。
自分が抱えているものと似た困りごとがある人たちが、どのように向き合って工夫しているかを知ることができてとてもよかったです。
絵もとてもきれいなので読みやすいです。
こういう本を作ろうと思い企画して下さったことに感謝です。
とても参考になりました
2023年7月17日
自分の子供がADHD疑惑がでてきたタイミングで丁度発売されたので理解を深めたく読みました。

子供の将来にどう影響するか漠然とした不安があったのですが、発達障害をもった大人たちのリアルな例をみることができて「何もわからない、見当がつかない不安」が解消されました。
文字数は多いけれど漫画の形態だから文字だけの本よりも読みやすく頭に内容が残りやすく感じます。
最後のほうの岩波先生の発達障害をもつ子供の親に向けたお話が心を軽くしてくれました。

発達障害をもつ当事者だけでなく、そのまわりの人たちが理解を深めるのにもとても役立つ作品だと思います。
非常に興味深い
2023年9月27日
実際に普通に職場にいそうなレベルの軽度の発達障害について、いろいろなタイプの傾向があり、このように指示してくれるとよい、などの情報もあって、なかなか為になりました。診断も病院によって変わるんじゃ信頼できなくて大変ですね。
気づきが多い内容だけど
2023年7月11日
面白いし、気付かされることも多い内容だけど、文字が多いです。電子書籍としてスマホで読むのがちょっとしんどいし、絵にも動きがあまり無くて「漫画である意味」が感じられませんでした。
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作家名: 町田粥
ジャンル: 女性マンガ エッセイ
出版社: 祥伝社