亡くなった方や見送る家族に寄り添う心が大事ではあるが、「思い」に引っ張り込まれ過ぎてはいけない立場にある。
昨今はエンバーミング技術が向上しており昔に比べればご遺体の状況が衝撃的であることは少なくなっているようではあるが、それでも奇麗事では済まない業界でもある。
葬儀場や火葬場に対して過敏な反応を示す人は今でも多く、特に火葬場は飽和状態に近い(火葬の待機期間の長さが家族の負担となる程に)。
死は(黒)不浄という 日本人の根幹にある思想を覆すのは容易ではないが、この作品が理解を深めるきっかけになって欲しいと強く思う。