ネタバレ・感想ありバットゥータ先生のグルメアンナイトのレビュー

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ざっくり軽い口当たり(笑える)
ネタバレ
2025年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世界史で有名な中世後期の旅行家イブンバットゥータ先生。旅のお供に奴隷少女(リタ)を買い、中東からインドを目指すお話。ギリシャ系であるリタを主役として中東や中央アジアの色々を見ていきます。当時の情勢や宗教慣習、特にグルメを重点的に。学者でもある先生の、宗教哲学ワードがMyヒットポイントでした。ブツブツやってる部分好き。
ただとっても読みやすくざっくりしています。良い感じなストーリーがちゃんと有りライトな情報量、ユーモア強めに効いていて、ずっと読んでいたくなるコメディ作品。週刊で巻末に長期連載して欲しいやつです。
脳天気な食いしん坊リタの逞しさと、世間ズレした先生のボンボン感(パンが無いならケーキを食べれば良いじゃない的な)も良い。通り過ぎてゆくモブ達も皆良いキャラしています。奴隷の同僚アリくんの職人感最高です。
道中わりと“死”が身近なんですが、軽いノリで進んでくので口当たりの軽やかさにビックリする事でしょう。
最後はサラっと3巻完結にショックを受けました。やって欲しい地が沢山あった…惜しまれる。(結婚生活もちょっと見たかった。)
世界史で習ったアレを分かりやすく解釈
2024年6月25日
14世紀のイスラム世界その他は現代日本とは何もかも異なるところ、わりとざっくり丸く収めて面白く読みやすく解釈されている。当時でもところ変われば旅行者の価値観を壊されるようなことは多かったと思うが、女奴隷の目を通してコミカルに表現されているのが面白い。参考書の代わりにはならないが、これこそ異文化コミュニケーションな感じがいい。
そして連載から単行本になるまで時間がかかっているので、先生の使う言葉が微妙に古いのも別方向に面白い。
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グルメなんですね
2024年3月22日
地学者の先生だから旅をしているのですね、そして歯の丈夫なリタが選ばれ一緒にエンドレスのような旅をしている。
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